
”こち亀”の両さんの黄金像が鎮座まします亀有駅前、たった8坪の本屋さんがスゴぉ! 栄眞堂書店さんですよ。お世辞でも広いとは言えない空間に、アウトロー本やら、サブカル本やら、棚に濃い本がこぉってりと充実しております。入り口の雑誌平台にしてから、実話系や官能エロ系でお出迎えしてくれるのは、お土地柄ってこともないでしょう。店主の気概を味わえます。
せっかくなので、タイトルの意図がさっぱりわからぬままに、かの平岡正明さんの「闇の表現者列伝 アングラ機関説」(マガジン・ファイブ)を購入したの。
映画、文学、演劇のジャンルごと正岡さんが、多様な媒体で過去に書かれた文章が再録されてますよ。映画篇では1970年前後の政治状況を反映し、アングラ映画の盟主・足立正生さんらを取り上げられておられます。『女学生ゲリラ』(1969年)などを作られた方でもあり、”活動家”としても知る人ぞ知る方ですわぁ。正岡さんの評論は勇ましいアジテートでして、嫌いじゃないんだけどぉ、ポルノに関しての男根主義的な言説は、(2007年の読者として)ちと気恥ずかしいな。時代背景を鑑みるに、女性蔑視とは申しませんけれど、生理的に受け付けづらかったのよ。
本書の腰巻きで、告知されておりました。若松孝二さん監督の映画「実録・連合赤軍」2007年夏公開だそうです。楽しみ♪
ほいでぇ、何が”機関説”だったのだろう? 勇み足ではなかろうか。ふつうに正岡人脈の”評伝”だった気がしました。
<本書の主な内容>
映画篇 若松孝二、足立正生
文芸篇 団鬼六、澁澤龍彦
演劇篇 麿赤兒、唐十郎、寺山修司
(浅草散歩)