ひとり日和
手くせの悪い20歳のフリーター女子が、ママの中国転勤をきっかけに上京し、71歳の親戚老女の家に居候します。世間と折り合えない主人公にとって、唯物史観は過去の遺物みたいですよ。豊かさの中の不平等に気づかない、怒りのない若者を描くと、それなりに今風なのでしょうね。青山七恵さんの「ひとり日和」(河出書房新社)です。



同居している老女には、ダンス教室で知り合った彼氏がいて、お菓子作りも上手でぇ、老い先が短いくせに私より充足してるじゃない!と、主人公は時々、嫉妬します。自立の踏み台として描かれる老女のほうが、むしろ生き生きしているって対比構造でした。手くせの悪さが因果応報になると思いきや、見とがめられないままで終劇するのが意外でした。それって、都合良すぎない?



浅草散歩

【2007/03/10 22:45】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<バッテリー | ホーム | シリアスゲーム>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://asakusasanpo.blog96.fc2.com/tb.php/3-e3a6d5e6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |