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【2009/01/08 23:11】 | | page top↑
木漏れ日に泳ぐ魚
20070828075503季節は初夏、2DKのアパートを引き払いって、一組の男女が別れる最後の晩のお話です。別離の朝までの時間、まずユーミンの「真珠のピアス」の歌詞の解釈をめぐって、ふたりのかけひきがあるの。夜明けにベッドの下にピアスの片割れを捨てる、あれです。もしかして次の彼女が、それを見つけるかもしれないし、見つけずに朽ちてゆくかもしれないし、ああぁん、なんて恨めしいわたくしの気分♪ ってな心象を綴ったものだったでしょう。だから本書は、男女のフォークロアな別離を描いていくのかと思ったら、ミステリーでした。いやいや、心理劇とでもいうのかな。ある男性の死の原因が、彼女と彼が別れる原因となるんですけど、二人が記憶のつじつま合わせをする一折りごとに、それがつまびらかになってゆきます。別役実さんの戯曲っぽい展開に、昭和の香りがしました。恩田陸さんの「木漏れ日に泳ぐ魚」(中央公論新社)です。

(浅草散歩)
【2007/08/27 23:52】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
>リョウさん
「夜のピクニック」「六番目の小夜子」「木曜組曲」あたりの映像化もされた作品が、とっつきやすいのではないでしょうか。映像化されるだけあって、シノプスがしっかりしてますので、ギミックやディティールに惑わされず、すんなり読めます。
【2007/08/29 02:28】 URL | 浅草散歩 #-[ 編集] | page top↑
恩田陸作品、気にはなっているのですが、未読。
そういや以前にラジオで爆笑問題の太田が
『Q&A』を絶賛していたっけ。
あさくささんぽさんのお勧め恩だ作品は何ですか?
【2007/08/28 22:49】 URL | リョウ #-[ 編集] | page top↑
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