カレイドスコープ
20071030214405アマゾンの1click商法で、またも釣られてしまい、加賀美セイラ(加賀美聖良)さんのCD「カレイドスコープ」が届きました。買った記憶がない……が、コレクション。6年まえのゼクシィのCMに出演されていたかたよ。

(浅草散歩)
【2007/10/30 21:42】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
三日月
20071030204004代替可能な短期雇用職種に従事する、3人の十代少女のお話し。「脱ニート」は19歳、「チョコレート工場の娘」は11歳(小学生)、「三日月」はたぶん17歳なの。資本家の搾取がどうとか、イデオロギー的な主張はなく、プチブル子弟の憂鬱って印象でした。労働資本として価値が高い年代たちに、単純労働の不満をあげつらねられても、いまひとつ実感が沸かないわぁ。職場のシングルマザーとの交流を描く、表題作の「三日月」みたいに、著者の実年齢を主人公に据えた作品が、むしろ読みたかったな。宮崎誉子(みやざきたかこ)さんの「三日月」(講談社)です。ともさかりえさんの曲と一文字違い、と思いつつも手に取らないかった小説「少女@ロボット」の著者さんの新刊でした。

本書は、あっさりした題名とはうらはらに、造本が豪華でしたよ。ブックデザインは、なんと祖父江慎さんです。収録されている3篇のお話は、それぞれが異なった紙を使ってます(増刷のとき、何れかの用紙が品切れてたら、厄介なんだろうな)。

(浅草散歩)
【2007/10/30 20:39】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ブックストア・ウォーズ
20071029170446女性の多い職場にありがちなウェットな人間関係が暗示され、ちょっとしたキャットファイトで幕が上がり、『昼ドラ』みたいな展開です。いや、品はあるので、NHKの夜帯ドラマかな。
書店テーマではありますが、小売り業で働く女性が抱える悩みを描いた小説でした。東京近郊の300坪の老舗書店を舞台に、意外と空気読めない27歳(新婚、夫は大手出版社編集)と、中間管理職で40歳(未婚)のふたりの女性書店員が、職場の危機に奮闘します。碧野圭さんの「ブックストア・ウォーズ」(新潮社)です。
いくつかの実在の書店(中央線沿線?)や、出版社をモデルにしている雰囲気よぉ。

(浅草散歩)
【2007/10/29 17:02】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
自虐の詩
20071029020603淋しい空のカットがときおり挿入されるんですけど、荒木経惟さんの写真みたいで、それがなんとも印象的です。「包帯クラブ」のときも、空の切り取り方がステキでした。堤幸彦監督の映画「自虐の詩」です。
さて、業田良家さんの名作コミックを、どう料理するのかお手並み拝見だったけれど、まんまと泣かされてしまったの。中谷美紀 さん、阿部寛さんの演技は、過剰なコメディ演出が、むしろ予定調和よ。そんなギャグ展開に飽きてしまいそうになる終盤で、原作の”熊本さん”との再会エピソードを差し込みます。巧みな脚本だわ〜。

(浅草散歩)
【2007/10/28 23:55】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
クローズZERO
20071029020704ディーバな役回りな黒木メイサさんの歌唱シーン以外、すべてのシーンに暴力が充ち満ちていましたよ。学内闘争におけるクールなチャレンジャー、主人公の小栗旬くんが、酔いつぶれて半べそかくシーンから、一転して集団抗争劇が盛り上がってゆきます。意外とメロウな一匹狼の彼のもとに、徐々に仲間が集ってくるの。
「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」に続く、三池崇史監督の映画「クローズZERO」です。
山田孝之くんとの最後の対決を迎え、豪雨の中、画面が学ランの黒で埋め尽くされる乱闘シーンが、実に美しい!! 

(浅草散歩)
【2007/10/27 02:04】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
グレート生活アドベンチャー
20071029023404RPGゲームの世界で仮想通貨を戦闘によって獲得することを、ヤンキーのカツアゲに例えているシークエンスが愉快よ。「ヤンキーだって普通にお父さんのお給料で暮らしてるだろ」と皮肉ってます。
さてそんな主人公は、30歳を迎えてもなお、ヒモ生活。女衒というタイプではなく、どちらかというと無気力に、スーパーでバイトしている彼女に寄生しているだけなの。いうなれば、社会猶予期間を過ぎた、ポスト・モラトリアム状態とでもいうのでしょうか。負け犬予備軍になりつつある葛藤があるわけでもなく、インナースペースを描くでもない、不思議な味わいでした。彼らのポスト・ポスト・モラトリアムは、きっと悲劇になりそうな雲行きがするんですけど、どうなんだろう。前田司郎さんの「グレート生活アドベンチャー」(新潮社)です。
本書は2篇の小説で構成されています。もうひとつは、投身自殺中の女性のモノローグでお話しが展開する「ゆっくり消える。記憶の幽霊」です。こちらも30代が主人公なの。戯曲っぽい主人公の台詞運びが綺麗で、ついつい音読したくなりました。

(浅草散歩)
【2007/10/26 02:32】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
漫画に愛を叫んだ男たち
20071025001204天才・赤塚不二夫さんを長らく支えたことと、別れにいたったことを終章で語られています。小説形式ですが、昭和漫画史の貴重なクロニクルなの。トキワ荘時代からはじまって、全盛期のアニメ会社設立や、漫画雑誌での掲載作品移籍の調整などなど、語られていなかったエピソードが満載ですよ。アルコール依存症になった赤塚さんを、極限まで支援された後半部分のエピソードは、なんとも悲しいわぁ。長谷邦夫さんの「漫画に愛を叫んだ男たち」(清流出版)です。
長谷(ながたに)さんがSF系の方だったことも、失礼ながら存じ上げなかったので、筒井康隆さん作品の漫画化の経緯は、とっても興味深く拝読しました。それに名字のよみは、「はせ」さんだと思っていたのですけれど、「ながたに」さんだったのですね。ふむ。

少年ジャンプ編集者だった武居俊樹さんの「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」(文藝春秋社)と併読してみると、さらに赤塚史をひもとくにあたっての深みが増すと思います(http://asakusasanpo.blog96.fc2.com/blog-entry-475.html)。

(浅草散歩)
【2007/10/25 00:10】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
下流少年サクタロウ
20071024010304マーク・トウェインさんの「ハックルベリー・フィンの冒険」を意識している作品ともいえなくはないでしょうが、たぶん違うのでしょうね。児童文学ではありません。舞台は、「学校崩壊」「貧富の差の拡大」「モラルの崩壊」「犯罪検挙率の低下」にまつわる、えぐい三面記事をコラージュしたような近未来状況下です。小学5年生の主人公が、彼なりの機知をもってしてサバイバルするお話しなの。戸梶圭太さんの「下流少年サクタロウ」(文藝春秋)です。

『赤ちゃんポスト』にやってきた”おねえさん”から、主人公たちが障害をかかえた赤ちゃんを貰い受け、ペットのように育てるエピソードの結末とか、なんとも胸が痛みます。そして、主人公が住まう墨田区が教育スラム化している描写は、いきなり無慈悲(むしろ、地元民としてムカツクわぁ)。
明るい部分としては、ちゃんとボーイ・ミーツ・ガールもあります。ストーリィはテンポよく進みます。けれど、ラストシーンでの女友達の振る舞いの意味づけが、わたしは理解できなかったの。もどかしいっ〜。自分なりの理解に到達するまて、何度か読み返しちゃった。学生時代の長文読解のテストで、焦った気分ね。

(浅草散歩)
【2007/10/24 00:58】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
中国セックス文化大革命
20071022235503なんともオリエンタルで、扇情的なタイトルでしょ。あきれたり、眉をひそめちゃう人もいるでしょう。そんなことなくて〜、いたって社会科学的な本なの。前半は、1960年代後半から1970年代前半まで続いた中国の文化大革命時代の婚姻や、恋愛にまつわる国家管理のことを論じています。著者は、1955年に中国・上海生まれですから、当時は少年でした。そんな彼の個人史をベースに、中国の性生活が語られてゆきます。邱 海濤(キュウ・カイトウ)さんの「中国セックス文化大革命」(新潮社)です。
ところで文化大革命は、日本でもついぞ語られなくなってしまい、タブー化している印象があります。経済躍進いちじるしい中国を考察する際に、はずせないトピックだと思うのになぁ。団塊世代マスコミ就業者の陰謀というか、「造反有理」をシュプレヒコールしていた後ろめたさから、記事化できいないのかしら? と、穿ってしまいます。
本書の後半は、毛沢東死去後の性商品市場の混乱について、詳説してゆきます。ジェンダー論に傾くのかとおもいきや、駐在員向けの実践アバンチュールガイドっぽくなってて、笑えました。いえいえ、いたって経済学的見地からも、真面目な本でございます(^o^)

#なぜ、なあぜ?
#島田雅彦さんが、序文を書かれています。

(浅草散歩)
【2007/10/23 00:09】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
クワイエットルームへようこそ
20071022000708内田有紀さん演じる主人公が自覚のないままに、ある理由から精神科病院の女子棟に入院した14日間を描いてます。設定自体は、黒沢清監督っぽい観念的なものなのですが、そこは松尾スズキ監督らしく明るい感じで仕上がっていました。内田有紀さんは、ゲロまみれの熱演ですよ。ゴスロリ衣装を纏った患者役の蒼井優さんが、主人公の退院を見送るエピソードが、泣けるの。松尾スズキさん脚本・監督の映画「クワイエットルームへようこそ」です。
日常に折り合いがつかなくて、気持が沈んでいるときに見ると、そちら側に召喚されてしまう雰囲気ですので、体調整えてからご覧になったほうがよろしいでしょう。

(浅草散歩)
【2007/10/22 00:04】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ホームレス中学生
20071022000805パパの”解散”のひとことで、兄妹離散を選択したぼくは、形状がうんこに似ている公園で、ひとなつのホームレス生活を始めます。筋道もへったくれもなく、あっという間の兄妹離散に驚かされる導入部のインパクトが絶大なの。こりゃあ、映画化オファーがたくさんくる訳だわ、と納得です。ホームレス状態を脱してからの、赤貧展開は、むしろ彼を育てた兄さん姉さん側のほうに興味が沸いてゆきます。麒麟・田村裕さんの「ホームレス中学生」(ワニブックス)です。

#(゜.゜)ガラーン、人少な。
#Closedβの誘い受けで、
#ケータイ用のライフログサービスに入ってみた。

(浅草散歩)
【2007/10/21 00:02】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
苔とあるく
20071022000806苔(こけ)って、かわいいじゃない! 暗くてじめじめしたところに生息する、彼らの地味〜な印象が、根こそぎ払拭されましたよ。直球勝負の題名どおり、苔への愛と、カラー写真が満載の本です。その生態と観察方法を、軽快なエッセイ調でありながら、きちんと詳しく解説しているの。蟲文庫店主である田中美穂さんの「苔とあるく」(WAVE出版)です。ぜひ、続編を読んでみたい!

(浅草散歩)
【2007/10/20 00:01】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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