あしたの私のつくり方(映画版)
20070501135104AKB48の前田敦子さんのハツカレ役の男の子は、ホルモン濃度も影も薄〜い芝居しか与えられずでかわいそうでした。彼の存在が、前田さんと成海さんがケータイで繋がるこの話の肝でしょうに、ずいぶんとぞんざいな扱いね。

人間関係の築き方につまづいちゃった文系少女たちの自意識過剰やら神経衰弱とか、小説版で描かれていた”痛い”部分がまるごと削ぎ落とされてるの。自分探し系ジュブナイルの切なさ要素が50%オフで、特別協賛しているDoCoMoケータイの利用促進啓蒙シーンが目立ち過ぎですよ。「あしたの私のつくり方」です。

さて市川準監督は絵づくりが独特で、オフショットでしか得られないような俳優の息遣いを切り取ってゆきます。彼も成海璃子さんという素材には、歯が立たなかったのかなぁ。いつもと違って、役者に負けてる感じがしました。

#この映画の収穫は、
#石原真理子さんと石原良純さんの演じる夫婦。
#壊れっぷりが見事!

(浅草散歩)

【2007/04/30 23:48】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
瞬(まばたき)
20070429233808小説デビュー、そして映画化ですかぁ。まるで椎名桜子さんじゃあないですかぁ!(家族輪舞曲) 河原れんさんの「瞬(まばたき)」(幻冬舎)です。

不慮の事故で亡くなった幼なじみな恋人を偲ぶ主人公(ブラコンの女子)を描く、切な系の小説です。登場人物の神経衰弱の具合が軽いものだから、なんとも泣けなかったわ。映像化のシノプスみたいな本。

#映画は誰が主演なのぉ。
#あは、≠にナルラー

(浅草散歩)
【2007/04/29 23:36】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
バベル
20070429164908事件に巻き込まれて、本国に強制送還されちゃう、ブラピの家のメキシカンの子守おばちゃんが、かわいそうだったの。状況提示だけして、あとはクラスの皆で考えましょう〜的な作品でしたょ。「口笛吹いて〜空き地へ行ったぁ♪」の主題歌でおなじみ、NHK教育テレビの道徳教育番組「みんななかよし」を視聴したあとに感じるもどかしさなのです。映画「バベル」です。


(女子高生に見えない)菊地凛子さんと、役所広司さんのくだりは、作品の主題の伸びしろを拡げる役割を担ってます。別段なくても十分に世界感は成立したように思えました。彼女、撮影後にえらく痩せたんだなぁ。

(浅草散歩)

【2007/04/28 23:47】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
鹿男あをによし
20070427234004京都の魑魅魍魎(ちみもうりょう)に取り憑かれ、てんやわんやとなる俗物学生たちの群像劇「鴨川ホルモー」の姉妹編ともいうべき作品だったの。前作の登場人物は出ない新作で、主人公は高校教師。こんどは奈良を舞台にしてて、”鹿”が物語の鍵を握ってます。万城目 学さんの「鹿男あをによし」(幻冬舎)です。

”鴨川”が『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のような猥雑さと、荒唐無稽を楽しむ和風ロックンロールとすれば、本作は『カリオストロの城』みたい。脇を固めるキャラ配置など、ふとそうかなと思ったわ。

京都、奈良と続いているということは、三部作っうことで大阪も待ち侘びていいのかな。

(浅草散歩)

【2007/04/27 23:38】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ブルマーはなぜ消えたのか ―セクハラと心の傷の文化を問う
20070427001528残り少ない全国のブルマー採用学校を巡っていましたというのですから、相当な好事家ですょ。沖縄でクリニックを開業する精神科医の方が、著者なの。ギャップが激しすぎ! ブルマーは特定業界が担ぐ、セックスシンボル的な存在になって久しいかと思います。好事家にとっては残念なことでしょう(お気持ちお察ししますが)。タイトルからして、それはさておきの体育教育での着衣当事者である女子学生と、拘束する教育者側の意識変遷や、性の商品化を精神科医の観点から論評するジェンダー論かと思ったら、あらら大間違い!

ハァハァしているブルマー観察者側(本人)からの”嘆き”がコッテリとあって、論旨は別次元の内宇宙へと移ります。中嶋 聡さんの「ブルマーはなぜ消えたのか ―セクハラと心の傷の文化を問う」(春風社)です。

「中年男性諸君、立ち上がれ!」と云われましても・・・。そのぉ、第一部のブルマーは、たった55ページで終了。でぇ、話変わって昨今の弱者救済の取り組みに、異を唱えはじめます。小数派による政府転覆ほどの意気込みほどではないですが、差別問題などに激を飛ばしてますょ。おおっ、ぶっ飛びっ過ぎ! ブルマーでなく、こちらが本論だったのね。「人権」「性同一性障害」「セクハラ」「禁煙運動」「インフォームド・コンセント」といった事象において、過剰な”被害者帝国主義”がまかり通ってると指摘してゆきます。アハアハ。

結局のとこ、女性解放運動から始まったブルマーを、社会学的に分析された高橋一郎さん、萩原美代子さん他で執筆による「ブルマーの社会史 女子体育へのまなざし」(青弓社)(http://asakusasanpo.blog96.fc2.com/blog-entry-517.html)を補填する内容ではなかったの。

(浅草散歩)
【2007/04/26 23:55】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
2027 ボヤボヤしてたら、すぐやってくる。2027年のお話。
2007042501200720年後の日本では、紙メディアが無くなってます。環境問題が理由なのか、技術革新、はたまた言論弾圧なのか、理由は明らかにされてません。既存の雑誌は電子化してて出版は続いており、古書取引もなされてるみたい。理詰めで考えないでね、って設定のようです。(はい、わかりました)



#過剰供給による、
#資源の浪費ってのは、火急の問題だろうな。
#20年ほど前のISBN導入を経て、
#流通合理化の成果が少ないんだものぉ。
#その根源はアレだな、たぶん。

さて、主人公たち2人は、電子本作家の家から排出された家庭ゴミをコラージュした同人誌を”不法に”作り、宣伝の為にネットラジオで”海賊放送”します。そんなお話なの。(昭和50年代サブカルチャーへのオマージュですかね)

クライムノベルとか、反逆のルルーシュかとおもったら、アートブックでございました。古屋蔵人さん、小田島等さんの「2027 ボヤボヤしてたら、すぐやってくる。2027年のお話。」(ブルース・インターアクションズ)です。

小説のあとの第二部で、ようやっと充足を味わえた感あります。田尻智さん、乙一さん、森本晃司さん、中俣暁生ほか30名ほどの方たちが、そんな20年後の世界感をテーマにコラムを寄せているんです。

(浅草散歩)
【2007/04/24 23:17】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
なぎら健壱の東京居酒屋 夕べもここにいた!/たまご
20070423170205スカジャンに見覚えあり! この装いで浅草の居酒屋”捕鯨船”に入ってゆく、なぎらさんをワッチしたことあったの。TXが開通するちょい前だったかもです。ふむ、「サンデー毎日」の連載取材だったのね。

ホッピー、煮込み、モツ焼きたちに囲まれ、赤ら顔のなぎら健壱さんの写真が満載の居酒屋ガイドブックですよ。一人称が”あたし”と独特の下町弁コラム文からは、なんとなしにですが、場あたり的なお店の選定をしたんじゃなかろぉかと想像させたり、ページをめくるのが愉快なんです。だいたい知ってる店だしぃ。彼の書いた「東京酒場漂流記」の姉妹編的な本、「なぎら健壱の東京居酒屋 夕べもここにいた!」(毎日新聞社)です。

#神田のフォーク居酒屋
#「昭和」は知らなかった。


20070423170608雑誌「Real Design」6月号の特集『思わず買いのブックガイド』に載っていた古い写真絵本が欲しくなり、アマゾンマーケットプレイスにオーダーしていました。古いといっても1995年刊行。「たまごは酢につけると殻が溶けるよっ」なんて、マメ知識が微笑ましい〜。
『おおきなしぜん ちいさなしぜん《かがく》』シリーズ、藤田千枝さんの「たまご」(フレーベル館)です。

(浅草散歩)

【2007/04/23 17:01】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
神童
20070423000606女子中学生と音大生って年齢差の設定と、序盤で各キャラクターの背景説明があまりないためでしょうか、成海璃子さんのニンフェット的演技が目立ってしまい、もしかしってロリコン映画なのぉ?と、心配しちゃいました。でも、松山ケンイチさんの清潔感あふるる存在感により、それは払拭されましたよ。成海璃子さんは、パーフェクトすぎて、末恐ろしい女優になりそう。さそうあきらさん原作の映画「神童」です。

この監督さんは、「リンダ・リンダ・リンダ」のときもだったけれど、饒舌さを避ける編集がお好みのようね。嫌いじゃないけど・・・
クライマックスのコンサート会場で、駆けつけた松山ケンイチさんへ成海璃子さんが音楽への心情を吐露するシーンは、脚本どおりにすべきではなかったのかしら? 彼女が聴力を失ってしまいつつも、それを乗り越えてゆく、活力ある結末が少々薄まってしまった印象が拭えません。ただ、北野映画のような独特の魅力があるのよねぇ♪ 劇中でのピアノ曲のことも知りたかったこともあって、パンフレットとシナリオ付きのガイドブックそれぞれを買ってしまいました。

#TVドラマ版の「桃尻娘」(演出:中原俊)で、
#主人公の榊原玲奈を演じた相築あきこ(彰子)さんが、
#体育教師でご出演♪

(浅草散歩)


【2007/04/22 23:55】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(3) | page top↑
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
20070422155811観るものの心の面持ちを映し出す、鏡のような作品でした。オカンが亡くなる終盤、オダギリジョーさんと樹木希林さんが手を繋ぎ横断歩道を歩くスローモーションのカットに、すべてが凝縮されてますよ。「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」です。

リリー・フランキーさんの原作を映像化した3作品の中では、物語の各エピソードはわりと平淡に描かれているの。昭和への郷愁色は、ほどよく薄められていて、役者さんたちの芝居をじっくり味わえたわっ。樹木希林さん×内田也哉子さんによるオカン役は、反則技ょ。っても、批判してる訳じゃなく、お二人の存在感が素晴らし過ぎ!
 松たか子さんのいつもの芝居っ気をやんわり抑制させた松岡錠司さんの演出と、小技の効いた松尾スズキさんの脚本が秀逸よね。

(浅草散歩)
【2007/04/21 15:56】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
あしたの私のつくり方
20070420235808成海璃子さん主演映画の原作本です。表紙の彼女の写真に惹かれるも、映画メディアミックスのあざとさを予感し、買うのを二の足踏んでいたけれど、読んでよかったぁ。
主人公は両親とも、クラスメートとも、あたりさわりのない人間関係しか築けない少女なの。他者との距離間を掴むのが不得手ってだけで、まったく普通の子。中学に入って両親が離婚し、高校生となった彼女は、小田原に転居して音信不通となった小学校時代の同級生へ、物語形式のケータイメールを送りはじめます。メールの内容の小さな嘘が、徐々に大きくなってゆき、コップの水が溢れてしまうような危うさにドキドキしちゃうんです。結末には不覚にも泣けました。真戸香さんの「あしたの私のつくり方」(講談社)です。

真戸香さんは、映画の脚本を手掛けられた細谷まどかさんのペンネームです。主人公は仮想人間関係づくりにばかり、自意識過剰になっているのね。そんな気持わかる、わかる。青春小説としては「仮面の告白」や「二十歳の原点」みたいな骨格してるんだなぁ。といっても、痛い系ではないですよ。ネグレクト、不純異性交遊、クスリ、自殺なんてエピソードは出て参りません。「キッチン」みたいに”ゲイ”も出てきません。いたって目立たない系な子供の物語。映画が楽しみだわぁ。

(浅草散歩)

【2007/04/20 23:57】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
コンテンツの思想 −マンガ・アニメ・ライトノベル
200704192204044つの対談が載ってます。うち、3つは雑誌『ユリイカ』に掲載されたもの。『ユリイカ』買ってるから、読んだものばかり! ちっ、損したぁ。とかいいつつ、コンテンツのライトノベル化現象の情況整理に役立っので、通読してしまったわ。文芸書も児童文学も、そしてもしかすると学芸書も、ラノベ化している予感がしてるの。東 浩紀さんの「コンテンツの思想 −マンガ・アニメ・ライトノベル」(青土社)です。

<本書に収録されている対談>
「セカイから、もっと遠くへ」 新海誠×西島大介×東浩紀
「アニメは「この世界」へと繋がっている」 神山健治×東浩紀
「「キャラ/キャラクター」概念の可能性」 伊藤剛×夏目房之介×東浩紀
「フィクションはどこへいくのか」 桜坂洋×新城カズマ×東浩紀

200704192204042モバゲーの小説投稿が、このあいだ始まったばかりなのに、10万冊を越えたんですって! 閲覧数が多い作品が劇的に面白いかというと、そうでもないので、渋いカテゴリに注目ちゅ。ケータイ小説の”恋愛”ものは、物語パターンが揃ってきてるしね。





<カテゴリ別投稿数 07年04月18日の時点で>
恋愛(23830)
青春・友情(9359)
詩(26530)
ノンフィクション(10588)エッセイ・日記(6722)
ファンタジー(10036)
SF(1944)
ホラー・オカルト(6292)
ミステリー・推理(1755)
歴史・時代(997)
童話・絵本(2518)
文学・人文(799)
その他(18471)

( -o-)=з

(浅草散歩)



【2007/04/19 22:02】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
喜劇は恋で進化する
20070418101206酒呑むと、泥酔して意識不明になっちゃう主人公は、見知らぬベットで目覚めたところ、バージンを奪われていました。ボーイズラブ・コミックなので、奪われたのは”後ろ”のほうです。イケメン兄弟のどちらがお相手だった? 生来いい加減な性格で、しかも職のない彼は、結局その兄弟の家に居候することになるの。
阿仁谷ユイジさんの「喜劇は恋で進化する」(東京漫画社)です。

ありきたりな勘違い系コメディーかなぁと思ってましたが、とても滋味深い作品でした。時間は遡って、兄弟の高校時代のエピソードで、物語は締め括られます。弟の方が、兄と同学年のヤンキーのヘッドと同衾するシーンの美しいこと! 官能と喪失感の描き方しかり、70年代・日活ロマンポルノの美学は、ボーイズラブに継承されていたのね。

#別のBL本で、
#「惑溺」という言葉を学習。
#メモメモ(≧ロ≦)

(浅草散歩)

【2007/04/18 10:11】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ラジオな日々
20070417172604そのラジオ番組のトランペット演奏のオープニング曲が流れると、オールナイトニッポンが始まる夜更けに向かって、「さぁ眠らないぞ」と気分が盛り上がったものです。かつて月曜日から金曜日まで、週がわりで1つの歌謡曲を題材に、男女2人だけが出演する短〜いラジオドラマがあったの。ニッポン放送のドン上野(上野修)さんが制作を担当されてた、「夜のドラマハウス」です。

音源は捜せばあるもので、聴いてみましたよ。アニメ声優や、ドラマ題材に選ばれた歌のアイドル歌手たちが、声の出演をしています。うん、脚本がしっかりしてるし、今でも楽しめるね。局にテープ音源がなさそうな雰囲気ですが、もし機会あらば、iTune経由で販売していただきたいものです。

1979年「第一回星新一ショートショートコンテスト」に入選し、サラリーマンから同番組の放送作家に転身した藤井青銅さんの「ラジオな日々」(小学館)を読みました。
藤井さんは、アニメ特番とか、松田聖子さんのラジオ番組「夢で逢えたら」のドラマも手掛けたんですって。松田聖子さんの朗読のコーナー懐かしい!

ラジオドラマというと、古めかしい響きがあって、戦中派とか団塊の世代のもののように思っていましたが、実はさにあらずですね。

(浅草散歩)

【2007/04/17 17:25】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(2) | page top↑
愛でしか作ってません
20070416102404自分達を買ってくれるやもしれぬ、K談社の偉いオジさま2人をおかずにして、主人公が妄想に耽るシーンに泣けましたぁ。裏「働きマン」ともいえるお話しです。
ボーイズラブNo.1出版社が倒産! 女性編集者が編集部の身請け先を捜すべく、奔走する姿を描いていますよ。この倒産劇は、昨年に起きた某社のことなの。後藤田ゆ花さんの「愛でしか作ってません」(講談社)です。

作者がそのときにどう関わっていて、いまいまの立場によっては、告発本ジャンルという捉え方もあるんだよなぁ。そのあたりは業界に詳しい方たちの反応を見ようっと。
とはいえ、仕上がり的には芥川賞候補になっても、おかしくないんじゃないかしら。同じ神楽坂にあるS潮社の描写が、ネックになっちゃったりしてぇ。んなこたなぃか。


(浅草散歩)

【2007/04/16 10:23】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
黄色い涙
うほぉっ、観客の女子率 99%! 嵐ファンばかりなりですわ。主演の二宮和也くんがお目当てだったのですが、画家志望の青年を演じた大野智くんの芝居に惹かれました。歌舞伎の女形のような顔立ちしてて、口元が実にカワイイじゃないの。映画「黄色い涙」です。
東京オリンピックを翌年に控えた1963年の阿佐ヶ谷のアパートが舞台です。男ばかりの共棲生活描写など、永島慎二さんの原作(http://asakusasanpo.blog96.fc2.com/blog-entry-578.html)にあった、控え目な味わいは削がれていないんです。でもぉ、嵐のメンバーにしろ、香椎由宇さんにしろ、足が長くてスタイルがよろし過ぎます♪ なんだか、昭和の風景に溶け合ってないように思えました。まぁ、懐古を描くことが主題ではないので、そこをとやかく指摘するものでもないでしょう。ただ、田畑智子さんだけ、若手で唯一の昭和フェイスなのよね。ひとりだけ、損してるようで可哀想でした。

さて、四畳半一間のアパートで、香椎由宇さんが”攻め”となり、相葉雅紀くんが”受け”となるラブシーンの描き方が美しくて官能的なのです。劇場で生唾ゴクリの音が聞こえてきて、可笑しかった〜。

#松本潤くんと、櫻井翔くんの見せ場が、
#ちょっと少なめ。

(浅草散歩)
【2007/04/15 01:06】 | 未分類 | トラックバック(3) | コメント(0) | page top↑
大帝の剣
20070415184810FF風味のゲームシナリオっぽい夢枕獏さんの原作を、映像職人・堤幸彦さんが丁寧に”仕事”しましたよぉ。そんな佳作なの。阿部寛さんを始めとした各登場人物は、そこそこ魅力的なキャラクターなんだけど、あまりに駆け足展開なので感情移入しづらいのが残念。長谷川京子さんは、巻き添い系の姫様役が似合うなぁ。映画「大帝の剣」です。

“三種の神器”争奪に加わる性別不明の美剣士を、黒木メイサさんが演じてます。出てきた瞬間に、正体の予想がついちゃったぁ。原作の強度が弱いのか、はなっからその程度の緩みを狙っているのかは判然としません。たぶんにこの作品、キャラクターの魅力を視聴者が想像力で補完してゆく、連続ドラマ向きなのですよ。


(浅草散歩)
【2007/04/14 23:47】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(2) | page top↑
真相!アイドル流出事件史
200704131308059人の実在アイドルの全裸流出疑惑を、フリー記者の阿蘭澄史がルポルタージュする実録描き下ろしコミックなんです。「週刊大衆」みたいな実話系雑誌や「噂の眞相」雑誌系、アングラ系ネット情報とかとか、既出の情報を丹念に組み立てた構成に驚きつつ、情報の殆どをワッチ済みだった自分に苦笑なの。
温泉入浴盗撮映像が出回った”加■あい”、全裸ではないもののブルセラショップでの自尿ツーショット写真が出回った”中■愛美”など、伏せ字ではありますが、話題になった疑惑ものばかりですよ。「真相!アイドル流出事件史」(ミリオン出版)です。まぁ、高■知子のニャンニャン喫煙ネタは、さすがに古すぎて蛇足ですねぇ。

読み進めていて気付たのは、主人公であるフリー記者の”阿蘭澄史”のヨミガナが、”あらん すみし”すなわち”アラン・スミシー”ってことぉ。各話のエンディングがHB風味で渋いとおもったら、ネーミングのところでも粋で乙なことしててセンスがいい! アメリカ映画で使われる架空の映画監督の名前、アラン・スミシー (Alan Smithee) をあてた偽名にしているのね。

あっ、そうそう。アラン・スミシー名義映画で、わりと面白かったのは、デニス・ホッパーさんの映画「ハートに火をつけて」(1989)だわ。彼のイカレっぷりが全開してて、同時期の映画「ブレーベルベット」(1986)もそうだけど、いまでも好きです。

<本書のコミックは、この方たちのエピソード>
加■あい
中■愛美
高■彩
奥■恵
安■麻美
宮■藍
石■えり
矢■真里
高■知子

(浅草散歩)

【2007/04/13 13:07】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(3) | page top↑
12歳の文学
20070410205305上戸彩さんが特別審査員を勤めた『第1回 12歳の文学賞』は、応募者の8割りが女子だったんですって! 男子には小説執筆の人気ないのかなぁ。そのためか、大賞作品2作は女子です。「12歳の文学」(小学館)です。

追本葵さんの「月のさかな」は、いまどきの姉妹と母子関係を描いた”女流文学”の趣でした。井上薫さんの「『明太子王国』と『たらこ王国』」は、ナンセンス具合が楽しい擬人化ファンタジーなのです。後者は直筆掲載でしたから、井上さんの幼い字から、ぐいぐい書きたい気持ちが、迫ってきましたよ。小学生たちにしても、ワープロ応募が増えているようですが、手書きの方が滋味深いな。

自分もそれくらいの年齢の頃、妄想小説を書いていましたよ。原稿用紙を埋めてゆくのが、楽しかったわぁ。コクヨのバインダーがパンパンに膨れて、綴じるのに難儀した記憶がありますから、ずいぶんと長編だったはず。読者は身近な友人たちでしたし、原始的な同人活動だったのね。

本書では、受賞者との対談や講評に、西原理恵子さんが加わっています。審査員です。児童文学界にとっての巨星、あさのあつこさんや重松清さんより、彼女の存在感ありありなの。お約束の西原マンガによる、受賞者ルポが大爆笑です。10歳の作家候補にメンチ切りまくり〜。

第2回の応募〆切は9月30日、応募資格は満12歳以下の小学生、2000字以上が必須です。今年の特別審査員は堀北真希さん♪

(浅草散歩)


【2007/04/10 20:52】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(2) | page top↑
封印歌謡大全
20070408164410今日は佳桜忌。その岡田有希子さんの遺作曲「花のイマージュ」もレビューされていましたよ。発売中止、放送自粛、もしくはトラブルになった歌謡曲100曲を、昭和初期から現代まで取り上げています。”言葉狩り”を、興味本位でセレクトしたものではなく、為政者や圧力団体によって表現の自由が侵された記録を、後世に遺そうという意志に満ちた内容なの。石橋春海さんの「封印歌謡大全」(三才ブックス)です。

石橋さんは、「エイトマン」を歌った克美しげるさんに、インタビューしています。彼は70年代に罪をあやめ、芸能界から封印されたのです。実は彼のCDを、本書に付ける計画があったそうです。SMAPが「エイトマン」をカヴァーする当節ではありますが、やはり当人が歌う企画は叶わなかったんですって。

アラーキーこと荒木経惟さん撮影の写真が、装丁に使われてて、いい風合い♪


20070408164704新潟の葬儀場の隣にあったブックオフで、藤井隆さんのCD「ロメオ道行」を発掘! 松本隆さんが作詞を手掛け、作曲では筒美京平さんも参加されてる豪華〜な1stアルバムなのです。それと、あまりの歌唱力のなさで伝説の80'Sアイドル、北原佐和子さんのシングルベストCDも発見ですわ。

(浅草散歩)

【2007/04/08 16:42】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
エロ魂!―私説エロマンガ・エロ劇画激闘史
20070407141807ω(オメガ)、ポチといった子役DVD業界の隠語やステージママネタなど、社会病理分野で興味深い講義を拝聴ですよ。オサレな赤坂のイタ飯屋で、アキバの怪人こと、すーさんと遭遇したの。世間的に口にするのを憚るワード続出だったから、週末デートを楽しむ周囲のカポーたちは、大迷惑だったことでしょう( -o-)=з


腰巻きの惹句の「と〇わ荘に火をつけろ!」にシビレました。内容も70年代のバンド”頭脳警察”の歌の如く、アナーキスト色がむんむんなコミックなのよ。ダーティ・松本さんの「エロ魂!―私説エロマンガ・エロ劇画激闘史 (第1巻)」(オークラ出版)です。
日活ロマンポルノについての共産党関連記述で、誤植らしきものを発見し、気になったのですが、著者サイトで訂正をされてました。ちなみに第2巻は、諸般の事情でDVD収容形式の自費出版なのだそうです。

(浅草散歩)

【2007/04/07 14:16】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(2) | page top↑
朝日のようにさわやかに
20070405110503V感覚ってフレーズは、稲垣足穂さんへのオマージュね。薔薇は、中井英夫さんでしょう。うぬぬ、これはクリスティかしらぁ、と元ネタ探しが愉しい短編集です。内容はごった煮というか、福袋みたい。だから、あとがきを最初に読んではいけないの。恩田陸さんの「朝日のようにさわやかに」(新潮社)です。



そうそう、中井英夫先生といえば、彼の最後の書生をしていたポンちゃんから、U.B.Cの案内が来ていましたよ。 神保町で催される「地下展の古書展」またの名を、アンダーグラウンド・ブック・カフェ(U.B.C)です。 恒例のトークショウもあるらしく、ご興味あるかたはどうぞお立ち寄りを何卒。

<地下室の古書展VOL.9>
http://underg.cocolog-nifty.com/tikasitu/
日 時  5月27日(日)〜29日(火) 午前10時〜午後6時半
場 所  東京古書会館地下ホール
参加店 かげろう文庫/玉英堂書店/河野書店/古書日月堂/中野書店/西秋書店/西村文生堂/Bondi Books/森井書店/山田書店/呂古書房


(浅草散歩)

【2007/04/05 11:04】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
星新一 一〇〇一話をつくった人
「SFは文学ですか?」「そういうマジメな話はよくわからぬ。SFもサシ絵があるうちは文学ではない、であろう」って、ショートショート小説の大御所・星新一さんは、昭和38年の『SFマガジン』誌のインタビューで答えてます。昭和30〜40年代SF勃興期の俯瞰は、平成のライトノベル立ち上がりに似てなくもない感じ? 得られる周辺情報が少なかったぶん、表紙やサシ絵は今以上に想像力というか、妄想力を喚起してくれたの。でもSFは、サブカルチャーの盟主たらんと、文壇政治本流に対峙すべく人民共闘するも、原理主義的な内ゲバで弱体化してしまった感じだよなぁ。浸透と拡散なわけです。

さて、星製薬の御曹司にして、小説家に転身した星新一さんの評伝が凄いですよ。最相葉月さんの「星新一 一〇〇一話をつくった人」(新潮社)です。「文学者評伝」であるうえに、「文壇」「近代企業経営」「父系家族」「サブカルチャー/SF」と、論ずる題材にいとまがない星さんそのものに、まず驚くのですけれど、彼のパラレルな姿を緻密に分析した最相さんのパワーに圧倒されました。576頁の大著です。周辺情報を脚注へ寄せることなく、本文でドラマティックに消化していており、一気に読めました。小泉孝太郎くんをあてて、TVドラマ化したら面白そうな予感。さすれば星さんの盟友・小松左京さんはカンニング竹山さんあたりかしらぁ。

(浅草散歩)
【2007/04/04 22:36】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
100人のバカ
20070402184903”噂眞”流の左上から目線で、政治家・文化人・芸能人などマスコミに登場する、保守系キーパーソンをからかうコラムがありました。反権力スキャンダリズムな雑誌『噂の眞相』が休刊してから、ずいぶんと経っての書籍化ですよ。雑誌と言わず、ケータイメディア版などで、ぜひ復活してほしいわぁ。岡留安則さん×佐高信さん編著の「100人のバカ」(七つ森書館)です。雑誌は愛読してましたが、このコラムは、あんまし好きじゃぁなかったのょね。書き手側の、選民意識むきだしのところが苦手でした。

選出された100人は、森政権前後に標的にされた方たちが多く、コメント鮮度が賞味期間切れしてました。だから巻頭巻末の両氏の対談に、値段が付いたかの内容なの。まぁ、そこの部分は、十分面白いんで満足です。

20070402185504そうそう、ジュンク堂書店が、新潟駅前に開店してました。信越地方最大規模(1300坪)ですってよ。テナントのバブリーな空間を上手く演出し、さすがの品揃えです。新規店の棚が本領発揮するのは、だいたい半年後かなぁ。さて、どう当地に根付くか愉しみ。

(浅草散歩)

【2007/04/02 18:47】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
せんせぇに愛たい
20070402014603彼がハァハァしてしまい、どん底に落ちるのかと思ったら、回避かぁ。高校受験を控えた15歳の女子中学生から「好き」と告られ、つまみ食いの誘惑に心揺れる塾講師(30歳)の禁断(?)の日記です。人気のBlogの書籍版、綾崎光さんの「せんせぇに愛たい」(祥伝社)です。

つきまといしてるのが、かわいい系女子って設定は、古典的シチュエーションでありきたりだわね。富島健夫さんのジュニア向け中間小説でもよくあった風味。むしろ、男色に悩む男子中学生版を読みたし。


オリジナルは、アメブロ・ヤフーブログ・魔法のiランドで読めるです。

(浅草散歩)

【2007/04/01 23:45】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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