『Zガンダム』に似てると思ったの。集団における異物排除のシステムというか、拒絶反応が暴力伝染してしまうところとかですよ。主人公はアメリカの学校で銃乱射事件の被害に遭うも生き残り、トラウマ抱え帰国します。コロンバイン高校銃乱射事件をなぞるような、ヒスパニック系生徒による、白人生徒へ向けての虐殺事件だったのです。なのに、日本の転校先でも主人公は、エリート運動部メンバとオタ系メンバの諍いに巻き込まれちゃいます。深町秋生さんの「ヒステリック・サバイバー」(宝島社)です。オタ系といっても、ただただ個性的な思考を持っただけの子供たちなんですけど、その地域では非常に居心地が悪いんです。かつて、あのM事件に似た連続女児誘拐殺人事件が起きていたことから、誰もが神経過敏になっていて、オタ差別の土壌が堆積していたのです。また、地域ぐるみで浄化運動に一所懸命で、大人の抑圧によって、エリート運動部メンバの心にも歪みが起きていました。被差別側による暴力革命の勃発は必然の状況になっていたの。主人公が、そんな対立構造の緩衝帯に偶然に配置され、事態を打開するべくあがく設定がユニークでした。 #登場人物たちのイライラ感は、 #TBSの新鋭ディレクターシリーズで1983年に放映された、 #「十七歳の戦争」(尾美としのりさん、小林聡美さん主演)の雰囲気に似てる。 #四半世紀も経っていて、記憶はおぼろげだけど、また観たいドラマです。 (浅草散歩) |
ハンケチ一枚分は泣けちゃうMr.Childrenのプロモーションビデオ、みたいな映画でした。否定的な意味じゃぁありませんです。ティーン誌「Hana*chu」モデル出身で、主演の北乃きいさんの初々しい素材感を、丁寧に調理している心温まる青春映画だったの。瀬尾まいこさん原作、小松隆志監督の「幸福な食卓」です。食卓で「お父さんは、お父さんをやめようと思うんだけど・・・・」とパパが話すところから始まるので、痛い家族関係を背景にした自分探し系の話かと思って観ていました。ところが、中盤からは”セカチュー”を彷彿させつつも、あざとさを感じさせないピュア・ラブストーリーになってゆきます。ボーイフレンド役の勝地涼くんの犬っぽい演技が、カワイイのです。 ありふれた地方都市の河川の土手を歩く主人公のラストカットに、Mr.Childrenの主題歌『くるみ -for the film-幸福な食卓』がかぶさるところで、再び目頭が熱くなりましたよ。富士急行線谷村町駅が使われていたりと、ロケ地は山梨県らしいです。北乃きいさんと勝地涼くんの心の距離感が近づいてゆく姿を、自転車×坂道の組み合わせによる縦の構図のシーンで、丹念に積み上げてゆきます。それゆえに、ラストでの横の構図の開放感がいきいきとするんだよなぁ。 (浅草散歩) |
女子中学生に電車で痴漢したのは実はボクなのですよ。ヘッヘヘヘっと、主人公が薄ら笑い。実は結末が、そんなかたちだったら相当なサイコパス・ホラーになるなぁと、映画を見終わって、あえて逆さヨミしちゃいました。周防正行監督の映画「それでもボクはやってない」です。痴漢冤罪を訴える被告側の姿を描いた作品でしたが、別の監督さんで原告側視点から描いた被害者バージョンなども出来たら面白いでしょうね。さて、展開の分水嶺となるシーンでの重要な役どころ、電車内の目撃者役で、唯野未歩子さんが出演されています。TVCM「キリン一番搾り」(鯛のの塩焼き篇)の夫婦役のときといい、彼女の”普通人”の演技っぷりにはいつもながら脱帽です。 (浅草散歩) |
めくってもめくっても終わらないボリュームでしたよ。80年代初頭から90年代末までで二晩、新世紀となってからの分でさらに二晩を読むのに費やしました。約1000頁、ふぅ。ホイチョイ・プロダクションズさんの4コママンガ「気まぐれコンセプト クロニクル」(小学館)です。この23年間の世相の移り変わりが濃縮されてますが、下ネタはぜんぜん変わらないところが愉快なり。 失踪当時の野宿生活のことや、その後のアル中治療のことなど、赤裸々なの。漫画として描かれていた吾妻ひでおさんの「失踪日記」に対し、活字本のインタビュー形式で構成されています。だからでしょうか、エピソードがシリアスで、痛々しいのです。吾妻ひでおさんの「逃亡日記」(日本文芸社)です。ファンのもとに戻ってきていただけてよかったと、あらためて実感! #高円寺で佐世保バーガーを食べました。#初挑戦です。素朴な味わいがクセになりそう♪ (浅草散歩) |
ツンデレ、ヤンデレ、妹、虐め、満月、被害者のボク、加害者の友人、世界終末といった、ラノベ素材てんこもりで料理された純文学なの。すばる新人賞は、三崎亜記さんの「となり町戦争」のときといい、当たり作が多いですよ。受賞作、水森サトリさんの「でかい月だな」(集英社)です。書き出しのっけから、主人公の中学生は、友人に崖から蹴り落とされ、一命取り留めるも、右足がグシャグシャとなってしまうのです。友人は蹴った理由を明らかにしなかったため、ことは”事件”扱いとなったことから、児童施設へ。。 足のリハビリを経た分の遅れで、一つ下の学年に編入されることになった主人公は、事件の被害者ってこともあり、級友や家族、他人からの優しさへの違和感に苛まれてゆきます。刺激的なイントロダクションに比べて、主人公が新しい級友たちと過ごす日々の描写は、透明水彩を使った画のように繊細です。そうね、舞城王太郎さんのビターな世界感を、恩田陸さんのレンズで撮影した映画みたいな作品、とでもいうのでしょうか。小説ですけれど、縦の構図をうま〜く編集してて、映像的なんです。期待通りのボーイミーツガールのシーンで盛り上げて、主人公の魂の真の救済の旅へ展開するラストに、安堵しました。 (浅草散歩) |
”愛ルケ”の検事役に、長谷川京子さんをキャスティングするなんて、かえって彼女が可哀相ですよ。だって、彼女は演技できないし、脱がないですから。それに引き換え、しょっぱなのシーンから脱ぎっぱなしの寺島しのぶさんは、すばらしいです。豊川悦司さんとの”本番疑惑”をしっかと確かめるべく、映画「愛の流刑地」を鑑賞してきたの。寺島さんは、ナイスバディ持たぬハンディありながら、堂々の演技力で、各シーンをエロチックなものに昇華させています。この作品のキモである法廷劇部分は、豊川悦司さんの存在感で、なんとか保った感が否めません。検事役は、松雪泰子さんクラスの方か、思いっきり脱いでくれる女優さんにしておけば良かったのでは? #寺島さんの実母役で、 #富司純子さんが出てきます(笑 (浅草散歩) |
鎌倉、江ノ電、海岸沿いの県立高校って素材の組み合わせで、すでにセンチメンタルなムード満載なんです。鎌倉を舞台にした漫画は数あれど、吉田秋生さんの「ラヴァーズ・キス」がいちばんのお気に入り! 本書は、そこからガーリーな味付けだけを、すくい取ったような味わいでした。28歳の女性養護教諭が、高校時代に亡くなってしまった恋人と、保健室で再開するタイムトラベルロマンス、折原みとさんの「制服のころ、君に恋した。」(講談社)です。 再会した彼は、1994年の高校入学当時の若い姿でした。そして、彼女が12年後の”彼女”とは気づきません。事実を告げぬまま、主人公は彼と出会った頃のことを回想していきます。前半の図書館での告白、そして江ノ島での初デートのシーンで、泣けました。時間跳躍の設定を与えたことで、かえって帰結に向けた後半の展開を急がせてしまい、ムードが削がれちゃってるかも。そこが残念。 #そうだ、折原みとさんの「時の輝き」は、 #高橋由美子さん主演で1995年に映画化されてた。 #山本耕史くんが出てたから、観たはずなんだけど、記憶にない・・・ (浅草散歩) |
異能の人、元同僚・すーさんが、アオシマ社の古い合体プラモデルを買い占めたこともあった近所の模型店が閉まったようです。スケールモデル充実の正統派ショップだったので、隠遁モデラーとしては、至極残念なの。うちの家族の人との不文律で、「辛気臭い」「日の丸が付いている」はNGだったから、条件にあてはまらないパケージ探しに至極便利だったので残念ですよ。たとえば”艦船模型”では「南極観測船:ふじ」を買えたり、地味なジャンルをガッツリ揃えていました。(南極観測船、かわいい! 白とオレンジのツートンカラー船体は、今も居間の棚に鎮座ましましています) さて、そんな老いさらばえたモデラースピリッツを、ひさびさに興奮させてくれたのが、あさのまさひこさんの 「海洋堂マニアックス Amazon.co.jp限定フィギュア付特装版」(竹書房)です。予約したとき、大嶋優木さん原型の「ヴィネットちゃん」が付いていてくるのを知らなかったので、得した気分♪ 出版元が変わっているようですが、あさのさんの労作「海洋堂クロニクル」の続編です。今回は食玩ブームを創発した、舞台裏にフォーカスしています。塗装にしろ、原型にしろ、芸術家とのコラボにしろ、競合他社に対して圧倒的な差を見せつけた海洋堂の思想と技術って素敵! 雑誌「宇宙船」(朝日ソノラマ)の創刊号を手にしたときの感動が甦ってきますよ。あと、1/144スケールの”WORLD TANK MUSEUM”開発バックステージを宮脇さんが語る中で、田宮模型のことをどう捉えていたのか分かったりと、充実な一冊でした。(浅草散歩) |
雑誌『ニコラ』の読者モデル、いわゆるニコモだった太田莉菜さんがジャケ写真でした。数年前に、資生堂・ソニーミュージック・東芝EMI 3社合同企画で、資生堂のTVCM音楽コンピレーションアルバム『音椿』が出ましたでしょ。化粧品メーカーのシーズンセールスにあわせたタイアップ曲って、70〜90年代初頭まで盛んでしたね。化粧品に限らずで、テレビのベストテン番組に流れる、アイドルやアーティストのタイアップ曲の動向に釘づけだったですよ。そんなCM音楽のヒストリーを論じたのが、速水健朗さんの「タイアップの歌謡史」(洋泉社)です。”ニューミュージック系”アーティストは、CM音楽に自身の歌唱という直接的なものだけでなく、アイドルへの作詞・作曲などで関わっていました。にも係わらず、各種TV番組へ出演拒否していた状況の、構造解析が興味深かったです。 また、TVCM音楽の前史として、よくいわれる映画界と音楽界のタイアップについても本書は簡潔にまとめています。レコード会社は主題歌だけの絡みではなく、映画の音楽録音をすべて行うパッケージにして、協業していったのだそうです。名付けて、「コンビナート作戦」! 昭和の薫りむんむんの、ダイナミックなネーミングです。いまいま、ケータイ&ヘッドフォンで音楽を楽しむことが増えてきました。HDDレコーダーあるからTVCMもスキップしがちになりますし、これからの歌謡タイアップの進化に、目が離せませんです。 ユーミンの「悲しいほどお天気」が聴きたくなってきちゃった。地味だけど、あの曲の歌詞、好きなんです。70年代ははっぴぃえんど誕生を経て、日本のポップス&ロックシーンが様変わりしていった時期で、メロディラインもそうですが、”詩”が変わっていったと思うの。最近は、メロディ&リズム重視の流行歌が増えててつまんないな。木村ユタカさん監修のディスクガイド「ジャパニーズ・シティ・ポップ」(シンコーミュージック・エンタテイメント)は、山下達郎さん、竹内まりやさん、大瀧詠一さん、荒井由実さんといった、原点アーティストから、レア盤や、そして2002年のJ-POPまでを再評価するディスコグラフィです。廃盤の復刻も増えていくのでしょうし、いろいろ重宝しそうな1冊です。(浅草散歩) |
新宿の高校というと、映画『ねらわれた学園』(1981年)で、薬師丸ひろ子さん演ずる三田村由香が通う”第一学園高校”のイメージなの。そういえば大昔、まんが情報誌「COMIC BOX」のふゅーじょんぷろだくと社が新宿御苑向かいのビルの中にあり、そこへ同人誌を買いに通っていたころのことを思い出します。新宿御苑の隣に学校がありました。それが、都立新宿高等学校(旧制東京府立第六中学校)だったのです。都立高校ってものになじみがありませんでしたから、由緒あるナンバースクールの新宿高等学校を気に留めたことがありませんでした。都立高校のイメージはといえば、橋本治さんの小説「桃尻娘」の主人公、榊原玲奈が都立高校生で非処女で、、、と、私の世代には自由奔放に見えて羨ましかったですよ。さて、そんな都立高校も1967年の学校群制度の導入までは、「ナンバースクール=エリート校」的な存在だったようです。新制度導入まえの新宿高等学校を卒業し、新聞社に勤めた奥武則さんの「むかし〈都立高校〉があった」(平凡社)は、その学校群制度を追ったノンフィクションです。学校群制度は当時、小尾乕雄さんという都教育長によって実施され、結果的には失敗に終わりました。学校間格差を無くして、全ての学校の学力を同等にすることを目的としたらしいのですが、進学校においては私立学校に、独特のコンサバなポジションを奪われて、今に至っているとのこと。美濃部都政が終わり、1982年にグループ合同選抜に変わってもなお、さらなる改革の趨勢に迫られているらしく、公教育問題って難しいなと思う次第です。 #『ねらわれた学園』(監督:大林宣彦)の三田村由香たちの通う第一学園高校は、 #いまはなき工学院の新宿校舎、府中市立第一小学校の旧校舎がロケ地 少年とアンドロイドの交流ってモチーフから、スピルバーグの映画『AI』が一瞬だけ頭に浮かんだけど、違いましたよ。ホームレスの少年がひろった女性アンドロイドの”首”の身元は、企業CEOの牲奴隷だったんです。少年は”首”によって、あくなき快楽の手ほどきを受けるの。ジュブナイルのペーソスはひとっかけらもない、過激な牲描写ばかりなり(ハァハァ)。そんなある日、”首”は少年の前から消えちゃいます。エロチックSF短編を集めた、森奈津子さんの「電脳娼婦」(徳間書店)です。それぞれの短編の初出は、雑誌『問題小説』『SF Japan』ですって。著名SFをリスペクトした作品もあれど、根っこは正真正銘のエロなんです。「エロ>SF」ということよ。 (浅草散歩) |
長瀬智也くんが主演をはった「タイガー&ドラゴン」だったら1時間で、さっくりとまとめちゃうような人情話でした。2時間かけるお話でもないでしょうよ。木村拓哉さん主演の映画「武士の一分」です。タカラジェンヌ出身の檀れいさんが好演してました。坂東三津五郎さんに手込めにされちゃう、木村拓哉さんの妻役です。2006年度「キネマ旬報」新人女優賞を受賞されたのもうなずける、いい芝居してます。山田洋次さんの演出が、壇さんの個性を抑える方向に徹していて、それが好結果をもたらした気がします。タカラジェンヌの銀幕初デビューにして、ここまで地味な演技は、めずらしいですよ。彼女の今後のご活躍に期待なの。 ヴィレッジバンガードの手書きポップで、オススメされていたから買ってみたの。童貞の熱きパトスは、むくむくと主人公の性欲を肥大化させ、変態行為がパワーアップしていく、濃いお話ですよ。主人公の容姿は、山上たつひこさんの「喜劇新思想大系」のキャラクターの雰囲気に似てるとこもあるし、かの名作から変態部分だけをエスプレッソで濃縮した印象を受けました。早見純さんの「変態少年 純の幸福な日々」(久保書店)です。「読後、変態になるおそれがあります。読み過ぎにはご注意ください」って、帯に書いてありますが、そもそも、この手のコミックに免疫のないひとは読破できないかも・・・ (浅草散歩) |
1966年生まれで40歳の主人公は、学生時代から長らく左翼活動家として闘争、潜伏の日々でしかもゲイなの。いまさらの個人的事情で、突如、プチブル生活に転向することになり、センチメンタルジャーニーとして、京都へ旅します。「空港」「農家」って彼の独白から推察するに、”あそこ”か”あそこ”の大学なんでしょう。絲山秋子さんの「エスケイプ/アブセント」(新潮社)です。三菱重工爆破事件のビジュアルに感銘したって、語る部分に共感します。終末感漂うビル街を写す報道映像は、わたしも心震えた記憶あります。だけど、日本に革命はおこらずじまいの20年余だったんだよな〜。そりゃぁ、活動家も転向しますわ。 京都で彼が出会った、風変わりなフランス人神父は、長屋で近所の爺婆相手に教会を開いていました。主人公は彼の部屋で世話になり、京都の酒場、大学をふらふら訪れてゆきます。キャラクター造形のセンスが、大友克洋さんの初期の短編コミックの世界感に似ていますよ。場面がトントンと展開してゆき、サクッと落ちるところが落語っぽいんです。 そうね、大友さん繋がりでいえば、矢作俊彦さんの「スズキさんの休息と遍歴―またはかくも誇らかなるドーシーボーの騎行」からエグい滋味を洗い落とした、さっぱりとした読みごたえでした。 (浅草散歩) |
ラフマニノフのような亡命作曲家の荘厳な調べに酔っていたら、突如、最終章で曲がMr.Childrenに替わっちゃった〜、みたいな気分になりました。鳥取のサンカらしき”山の民”の娘が村人に拾われ、先祖代々、製鉄を営む旧家に嫁ぎます。1953年から現代に至る女系家族の血脈を描くとともに、地方封建権力の喪失を軸に据えているから、それはそれでアリなんだよなと、妙に納得なの。桜庭一樹さんの「赤朽葉家の伝説」(東京創元社)です。古代朝鮮半島からの移民の歴史にまで連なる、”鉄”を家族の絆にしたことで、深みのある仕上がりになっています。さすがのアイディアだわぁ! 千里眼の祖母、漫画家の母、そして物語の語り部でいてニートの主人公、それぞれのエピソードが、高度成長期以降のポスト戦後のジェンダー論にもなっています。 そうね、三代記だけに東宝の女優陣×大森一樹監督あたりで映画化してほしいな。 (浅草散歩) |
下北沢の”餃子の王将”のハス向かいにある短編映画館トリウッドに行ってみたの。開演までの時間で、えらく久しぶりに王将定食を食べました。ここは学生時代に通ってたお店です。塩辛い味、バサバサした焼き飯、ゴムのようなチャーシュー、あぁ、懐かし美味し!!さてさて、映画「虹色★ロケット」は、撮影当時、幕張総合高等学校の生徒だった監督の伊藤峻太さんの作品です。難病で死を告知されている女子高生は、転校先でフリースクールっぽい不思議な学科「芸術的銀河科」に入ります。そこには、自殺未遂のトラウマ抱える女子生徒がいて、主人公が「命」の大切さを伝えるってお話ですよ。 みなさん芝居が上手い中、自然体の演技をしていたというか、むしろ芝居してない白石愛さんの存在感に釘付けになっちゃった! 助演でマナ役で頭に花飾りつけてた娘です。 まとまりよく仕上がっているセカイ系作品でした。カメラワークから、激しくほとばしる高校生らしいエロく熱いパトスが、さほど感じられなかったのが残念〜♪ でも、監督、脚本、撮影、役者も裏方も兼任ばかりのスタッフロールを観て、少人数撮影でがんばったんだなと、ほろ〜りと涙です。 <虹色★ロケット 予告編> ジャケットもそうだけど、ライナーノーツは眼鏡っ娘コスプレばかりなり。6名による90年代の洋楽ヒット曲のアコースティック・カヴァー集CD「Cappuccino」(ブルース・インターアクションズ)です。“声のCM女王”こと、土岐麻子さんの甘ったるい声にしびれましたよ。Space Cowboy / G.RINA(Jamiroquai) 1979 / 土岐麻子(Smashing Pumpkins) Ex-Factor / 青木里枝(flexlife)(Lauryn Hill) Lovefool / 宮原永海(The Cardigans) Like A Prayer / 半澤智子(Madonna) Under The Bridge / 未弥(Red Hot Chili Peppers) <BEAMS RECORDS Disc Catalogue> http://www.beams.co.jp/beams_records/label/catalogue/cappuccino/cappuccino.html (浅草散歩) |
コバルト文庫の”百合”なのです。塾のネット・チャットで知り合った5人の女子高生が、互いの名前を明かさずに洋館に集い、新興宗教がらみの事件が絡むミステリアスな第一作、「白い花の舞い散る時間」の続編ですよ。今回は基本設定は受け継いで、前の時代を描いています。友桐夏さんの「リリカル・ミステリー 盤上の四重奏―ガールズレビュー」(集英社)です。舞台設定もそうですが、百合小説独特の文法が、前作以上に濃密なんです。様式美をたっぷり堪能しました。第一作ラストの”説き明かし”をもとにして、時代を過去に戻しちゃったので、ネタバレとまではいかずとも、ワクワク感は薄まっちゃったやもしれません。 逃げ場のない疎外への恐怖からくる感情連鎖なんだろうな。虐めの加害者たちの実例が、痛々しいの。被害者以外、クラス全員が虐め加害者なんです、って態度で残酷のメカニズムを解き、心理士の実体験から、親たちへ対処の方法を示しています。東京都児童相談センター・山脇由貴子さんの「教室の悪魔 みえない「いじめ」を解決するために」(ポプラ社)です。社会階層の均質化に伴って、前近代の遺物的な社会差別が消えてゆき、虐めの因子だけが漂ってるふうに見えます。電子コミュニケーションの発展によって、さらに凶悪に進化し続けてウィルスみたいになっているんでしょうか。昔から異物排除に名を借りた、醜い虐めはあったことは、周知の事実でしょ(あぁ、思い出すと憂鬱)。新しい格差が固着化しつつある今、一体どうなっちゃうんだろう。 #子供間の虐めは、 #大人の社会の縮図。 (浅草散歩) |
中国産業界の興亡は、まるで春秋戦国時代のありさまなの。英国人会計士が1999年から始めた中国の富豪番付の、毎年の入れ替わりの激しいこと激しいこと! ルパート・フーゲワーフさん著(Rupert Hoogewerf)、漆嶋稔さん翻訳の「中国の赤い富豪」(日経BP社)です。本書に登場するチャイナ・リッチたちが、富の蓄積をしてゆく過程、そして失脚する姿に、かつての日本の姿を重ねちゃいます。こんど再ドラマ化される山崎豊子さんの「華麗なる一族」みたいなお話が、ゴロゴロしているんだろうなぁと、妄想。政略結婚とか、悲恋とか、出生の秘密とか、復讐とかです。 劇画でなく、コントラストのきつい白黒映画みたいな作品ですよ。この迫力あるタッチは、ぜひ雑誌サイズで読んでみたかったです。藤子不二雄Aさんの「[復刻版]劇画 毛沢東伝」(実業之日本社)です。1971年に『漫画サンデー』で連載されていた「革命家シリーズ」のひとつだそうです。毛沢東の1893年の誕生から、1935年の大長征の終了までの半生を描いています。藤子さんは、大長征のことを描きたかったそうでして、毛沢東の抗日戦争後のことは割愛されているのが残念でしたよ。(浅草散歩) |
久世光彦さんが演出の”向田邦子新春テレビドラマスペシャル”が放映されない正月が続き、どうにも寂しいですよ。はりあいがないの。さて、同シリーズに出ていた人形作家の四谷シモンさんは、1986年に「女の人差し指」に出演され、その後もちょこちょこと向田ドラマに登場していましたね。年齢不詳で、目線がゲイっぽい、”うすばかげろう”みたいな役ばかりでした。久世さんから要求されていた芝居は、もしかしたら、彼の作る球体関節人形をイメージしているのかしらと、いつも思っていましたよ。その四谷シモンさんの「四谷シモン前編 創作・随想・発言集成」(学習研究社)です。人形作家・川崎プッベさん、ハンス・ベルメールさんの人形、作家・澁澤龍彦さん、『状況劇場』主宰の唐十郎さんらとの出会いを中心に、1960年代から平成までの語録が集められています。いちばん交流が深かった、澁澤さんが亡くなってからしばらくの、彼の脱力感が印象に残りました。 ![]() iTuneでDLして聴いてるの。CMで流れまくっているBent Fabricの「Jukebox」格好いい〜。同じく「Shake」「SweetSenorita」を聴いてたら、なぜでしょうか、ザ・ドリフターズの映画”全員集合”シリーズが観たくなったです。思ったほどの混み方でもなく、おみくじは大吉でて、屋台で甘酒を飲んで、のんびりのんびり。浅草寺へお参りにいきましたよ。 (浅草散歩) |
安藤政信くん主演の映画「青春☆金属バット」の原作漫画を描かれた古泉智浩さんが、新潟のファッション情報誌「Pas Magazine」に連載していた作品が、(新潟の)コンビニで売っていました。どうやら、地方流通でしか手に入りそうにない雰囲気だったので、買ってみたの。古泉智浩さんの「ところでここどこ」(ジョイフルタウン)です。竹夫くんというキャラのニートネタが、ツボにはまった〜。地方都市×童貞という、ゆるぎない青春テーマの組み合わせが、全編にあふるる作品でした。 新潟でしか食べられない存在だったらしいのです。ちぃとも知りませんでした。あらためて、紀伊國屋書店新潟店の隣にある万代バスセンターで、みかづきの”イタリアン”を食べたの。太めの炒めヤキソバ麺にナポリタンソースをぶっかけた食べ物です。ぶっかけるバリエーションには、カレーやら、ホワイトソースやら、いろいろあって選ぶのが楽しい! うーん、素朴な味わいです。(浅草散歩) |
文芸部のAカップ美少女は、小説が印刷された紙をもしゃもしゃ食べちゃう奇人なの。彼女と後輩の”ボク”が、太宰治さんの『人間失格』をなぞる校内事件を解決する文学ミステリーでした。野村美月さんの「“文学少女”と死にたがりの道化」(エンターブレイン)です。太宰×文学少女の組み合わせの発想を、ちょい萌えラノベ形式にして、純ミステリーに昇華させている手腕にぐいぐい引き込まれました。イラストは竹岡美穂さんです。食べるといえば、大林宣彦さんの16ミリ自主映画で「食べた人」(1963年)ってのがありました。ウェイトレス役の女性が美しくて、彼女が口から包帯を吐き出すシーンがとても印象的で、シュールな実験映画だったの。レンガづくりの建物の多い、本郷のキャンパスで催された上映会で観たのだと思います。そのコマ撮りに刺激を受けて、さっそく学校の渡り廊下でNくんにお願いして出演してもらい、包帯のかわりにトイレットペーパーを使った8ミリフィルム撮影をしました。はてさて、そのフィルムはどこにいっちゃったんだろう。 プロ作家になりたい人が増えているのだろうか、はたまた同人マーケットに流出していて、枯渇しているんでしょうか。読みながら、そんなこと考えました。花とゆめ・別冊花とゆめ・LaLa・メロディ共同編集の「少女まんが家になろう!」(白泉社)です。ストーリーやプロットの作り方や、如何にコマ画像化していくかといった骨組みの部分への記載は少なく、描画テクニック論に終始しています。実践的といえば実践的なんでしょうけど、期待していたものとちょっと違ったなぁ。デジタル執筆のこととかは、一例としてComicStudio(セルシス社)を使い方が、巻末にちょこっとだけ紹介されてましたけれど、画稿の”仕上げ”のことだけだったしぃ〜。 秋葉原エンタまつり2006イメージソング&文化放送「桃井はるこの超!モモーイ!」オープニング曲なのだそうです。コミケ会場で買った桃井はるこさんのCD「Enter!」をiPodにインストール! テンポの速い、盆踊りみたいな曲でした。(浅草散歩) |
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『Zガンダム』に似てると思ったの。集団における異物排除のシステムというか、拒絶反応が暴力伝染してしまうところとかですよ。主人公はアメリカの学校で銃乱射事件の被害に遭うも生き残り、トラウマ抱え帰国します。コロンバイン高校銃乱射事件をなぞるような、ヒスパニック系生徒による、白人生徒へ向けての虐殺事件だったのです。なのに、日本の転校先でも主人公は、エリート運動部メンバとオタ系メンバの諍いに巻き込まれちゃいます。深町秋生さんの「ヒステリック・サバイバー」(宝島社)です。
ハンケチ一枚分は泣けちゃうMr.Childrenのプロモーションビデオ、みたいな映画でした。否定的な意味じゃぁありませんです。ティーン誌「Hana*chu」モデル出身で、主演の北乃きいさんの初々しい素材感を、丁寧に調理している心温まる青春映画だったの。瀬尾まいこさん原作、小松隆志監督の「幸福な食卓」です。
女子中学生に電車で痴漢したのは実はボクなのですよ。ヘッヘヘヘっと、主人公が薄ら笑い。実は結末が、そんなかたちだったら相当なサイコパス・ホラーになるなぁと、映画を見終わって、あえて逆さヨミしちゃいました。周防正行監督の映画「それでもボクはやってない」です。痴漢冤罪を訴える被告側の姿を描いた作品でしたが、別の監督さんで原告側視点から描いた被害者バージョンなども出来たら面白いでしょうね。
めくってもめくっても終わらないボリュームでしたよ。80年代初頭から90年代末までで二晩、新世紀となってからの分でさらに二晩を読むのに費やしました。約1000頁、ふぅ。ホイチョイ・プロダクションズさんの4コママンガ「気まぐれコンセプト クロニクル」(小学館)です。この23年間の世相の移り変わりが濃縮されてますが、下ネタはぜんぜん変わらないところが愉快なり。
失踪当時の野宿生活のことや、その後のアル中治療のことなど、赤裸々なの。漫画として描かれていた吾妻ひでおさんの「失踪日記」に対し、活字本のインタビュー形式で構成されています。だからでしょうか、エピソードがシリアスで、痛々しいのです。吾妻ひでおさんの「逃亡日記」(日本文芸社)です。ファンのもとに戻ってきていただけてよかったと、あらためて実感!
#高円寺で佐世保バーガーを食べました。
ツンデレ、ヤンデレ、妹、虐め、満月、被害者のボク、加害者の友人、世界終末といった、ラノベ素材てんこもりで料理された純文学なの。すばる新人賞は、三崎亜記さんの「となり町戦争」のときといい、当たり作が多いですよ。受賞作、水森サトリさんの「でかい月だな」(集英社)です。
”愛ルケ”の検事役に、長谷川京子さんをキャスティングするなんて、かえって彼女が可哀相ですよ。だって、彼女は演技できないし、脱がないですから。それに引き換え、しょっぱなのシーンから脱ぎっぱなしの寺島しのぶさんは、すばらしいです。豊川悦司さんとの”本番疑惑”をしっかと確かめるべく、映画「愛の流刑地」を鑑賞してきたの。
鎌倉、江ノ電、海岸沿いの県立高校って素材の組み合わせで、すでにセンチメンタルなムード満載なんです。鎌倉を舞台にした漫画は数あれど、吉田秋生さんの「ラヴァーズ・キス」がいちばんのお気に入り! 本書は、そこからガーリーな味付けだけを、すくい取ったような味わいでした。
異能の人、元同僚・すーさんが、アオシマ社の古い合体プラモデルを買い占めたこともあった近所の模型店が閉まったようです。スケールモデル充実の正統派ショップだったので、隠遁モデラーとしては、至極残念なの。うちの家族の人との不文律で、「辛気臭い」「日の丸が付いている」はNGだったから、条件にあてはまらないパケージ探しに至極便利だったので残念ですよ。たとえば”艦船模型”では「南極観測船:ふじ」を買えたり、地味なジャンルをガッツリ揃えていました。(南極観測船、かわいい! 白とオレンジのツートンカラー船体は、今も居間の棚に鎮座ましましています)
さて、そんな老いさらばえたモデラースピリッツを、ひさびさに興奮させてくれたのが、あさのまさひこさんの 「海洋堂マニアックス Amazon.co.jp限定フィギュア付特装版」(竹書房)です。予約したとき、大嶋優木さん原型の「ヴィネットちゃん」が付いていてくるのを知らなかったので、得した気分♪ 出版元が変わっているようですが、あさのさんの労作「海洋堂クロニクル」の続編です。今回は食玩ブームを創発した、舞台裏にフォーカスしています。塗装にしろ、原型にしろ、芸術家とのコラボにしろ、競合他社に対して圧倒的な差を見せつけた海洋堂の思想と技術って素敵! 雑誌「宇宙船」(朝日ソノラマ)の創刊号を手にしたときの感動が甦ってきますよ。あと、1/144スケールの”WORLD TANK MUSEUM”開発バックステージを宮脇さんが語る中で、田宮模型のことをどう捉えていたのか分かったりと、充実な一冊でした。
雑誌『ニコラ』の読者モデル、いわゆるニコモだった太田莉菜さんがジャケ写真でした。数年前に、資生堂・ソニーミュージック・東芝EMI 3社合同企画で、資生堂のTVCM音楽コンピレーションアルバム『音椿』が出ましたでしょ。化粧品メーカーのシーズンセールスにあわせたタイアップ曲って、70〜90年代初頭まで盛んでしたね。化粧品に限らずで、テレビのベストテン番組に流れる、アイドルやアーティストのタイアップ曲の動向に釘づけだったですよ。そんなCM音楽のヒストリーを論じたのが、速水健朗さんの「タイアップの歌謡史」(洋泉社)です。
ユーミンの「悲しいほどお天気」が聴きたくなってきちゃった。地味だけど、あの曲の歌詞、好きなんです。70年代ははっぴぃえんど誕生を経て、日本のポップス&ロックシーンが様変わりしていった時期で、メロディラインもそうですが、”詩”が変わっていったと思うの。最近は、メロディ&リズム重視の流行歌が増えててつまんないな。木村ユタカさん監修のディスクガイド「ジャパニーズ・シティ・ポップ」(シンコーミュージック・エンタテイメント)は、山下達郎さん、竹内まりやさん、大瀧詠一さん、荒井由実さんといった、原点アーティストから、レア盤や、そして2002年のJ-POPまでを再評価するディスコグラフィです。廃盤の復刻も増えていくのでしょうし、いろいろ重宝しそうな1冊です。
新宿の高校というと、映画『ねらわれた学園』(1981年)で、薬師丸ひろ子さん演ずる三田村由香が通う”第一学園高校”のイメージなの。そういえば大昔、まんが情報誌「COMIC BOX」のふゅーじょんぷろだくと社が新宿御苑向かいのビルの中にあり、そこへ同人誌を買いに通っていたころのことを思い出します。新宿御苑の隣に学校がありました。それが、都立新宿高等学校(旧制東京府立第六中学校)だったのです。都立高校ってものになじみがありませんでしたから、由緒あるナンバースクールの新宿高等学校を気に留めたことがありませんでした。都立高校のイメージはといえば、橋本治さんの小説「桃尻娘」の主人公、榊原玲奈が都立高校生で非処女で、、、と、私の世代には自由奔放に見えて羨ましかったですよ。
少年とアンドロイドの交流ってモチーフから、スピルバーグの映画『AI』が一瞬だけ頭に浮かんだけど、違いましたよ。ホームレスの少年がひろった女性アンドロイドの”首”の身元は、企業CEOの牲奴隷だったんです。少年は”首”によって、あくなき快楽の手ほどきを受けるの。ジュブナイルのペーソスはひとっかけらもない、過激な牲描写ばかりなり(ハァハァ)。そんなある日、”首”は少年の前から消えちゃいます。エロチックSF短編を集めた、森奈津子さんの「電脳娼婦」(徳間書店)です。
長瀬智也くんが主演をはった「タイガー&ドラゴン」だったら1時間で、さっくりとまとめちゃうような人情話でした。2時間かけるお話でもないでしょうよ。木村拓哉さん主演の映画「武士の一分」です。
ヴィレッジバンガードの手書きポップで、オススメされていたから買ってみたの。童貞の熱きパトスは、むくむくと主人公の性欲を肥大化させ、変態行為がパワーアップしていく、濃いお話ですよ。主人公の容姿は、山上たつひこさんの「喜劇新思想大系」のキャラクターの雰囲気に似てるとこもあるし、かの名作から変態部分だけをエスプレッソで濃縮した印象を受けました。早見純さんの「変態少年 純の幸福な日々」(久保書店)です。
1966年生まれで40歳の主人公は、学生時代から長らく左翼活動家として闘争、潜伏の日々でしかもゲイなの。いまさらの個人的事情で、突如、プチブル生活に転向することになり、センチメンタルジャーニーとして、京都へ旅します。「空港」「農家」って彼の独白から推察するに、”あそこ”か”あそこ”の大学なんでしょう。絲山秋子さんの「エスケイプ/アブセント」(新潮社)です。
ラフマニノフのような亡命作曲家の荘厳な調べに酔っていたら、突如、最終章で曲がMr.Childrenに替わっちゃった〜、みたいな気分になりました。鳥取のサンカらしき”山の民”の娘が村人に拾われ、先祖代々、製鉄を営む旧家に嫁ぎます。1953年から現代に至る女系家族の血脈を描くとともに、地方封建権力の喪失を軸に据えているから、それはそれでアリなんだよなと、妙に納得なの。桜庭一樹さんの「赤朽葉家の伝説」(東京創元社)です。
下北沢の”餃子の王将”のハス向かいにある短編映画館トリウッドに行ってみたの。開演までの時間で、えらく久しぶりに王将定食を食べました。ここは学生時代に通ってたお店です。塩辛い味、バサバサした焼き飯、ゴムのようなチャーシュー、あぁ、懐かし美味し!!
ジャケットもそうだけど、ライナーノーツは眼鏡っ娘コスプレばかりなり。6名による90年代の洋楽ヒット曲のアコースティック・カヴァー集CD「Cappuccino」(ブルース・インターアクションズ)です。“声のCM女王”こと、土岐麻子さんの甘ったるい声にしびれましたよ。
コバルト文庫の”百合”なのです。塾のネット・チャットで知り合った5人の女子高生が、互いの名前を明かさずに洋館に集い、新興宗教がらみの事件が絡むミステリアスな第一作、「白い花の舞い散る時間」の続編ですよ。今回は基本設定は受け継いで、前の時代を描いています。友桐夏さんの「リリカル・ミステリー 盤上の四重奏―ガールズレビュー」(集英社)です。
逃げ場のない疎外への恐怖からくる感情連鎖なんだろうな。虐めの加害者たちの実例が、痛々しいの。被害者以外、クラス全員が虐め加害者なんです、って態度で残酷のメカニズムを解き、心理士の実体験から、親たちへ対処の方法を示しています。東京都児童相談センター・山脇由貴子さんの「教室の悪魔 みえない「いじめ」を解決するために」(ポプラ社)です。
中国産業界の興亡は、まるで春秋戦国時代のありさまなの。英国人会計士が1999年から始めた中国の富豪番付の、毎年の入れ替わりの激しいこと激しいこと! ルパート・フーゲワーフさん著(Rupert Hoogewerf)、漆嶋稔さん翻訳の「中国の赤い富豪」(日経BP社)です。本書に登場するチャイナ・リッチたちが、富の蓄積をしてゆく過程、そして失脚する姿に、かつての日本の姿を重ねちゃいます。こんど再ドラマ化される山崎豊子さんの「華麗なる一族」みたいなお話が、ゴロゴロしているんだろうなぁと、妄想。政略結婚とか、悲恋とか、出生の秘密とか、復讐とかです。
劇画でなく、コントラストのきつい白黒映画みたいな作品ですよ。この迫力あるタッチは、ぜひ雑誌サイズで読んでみたかったです。藤子不二雄Aさんの「[復刻版]劇画 毛沢東伝」(実業之日本社)です。1971年に『漫画サンデー』で連載されていた「革命家シリーズ」のひとつだそうです。毛沢東の1893年の誕生から、1935年の大長征の終了までの半生を描いています。藤子さんは、大長征のことを描きたかったそうでして、毛沢東の抗日戦争後のことは割愛されているのが残念でしたよ。
久世光彦さんが演出の”向田邦子新春テレビドラマスペシャル”が放映されない正月が続き、どうにも寂しいですよ。はりあいがないの。さて、同シリーズに出ていた人形作家の四谷シモンさんは、1986年に「女の人差し指」に出演され、その後もちょこちょこと向田ドラマに登場していましたね。年齢不詳で、目線がゲイっぽい、”うすばかげろう”みたいな役ばかりでした。久世さんから要求されていた芝居は、もしかしたら、彼の作る球体関節人形をイメージしているのかしらと、いつも思っていましたよ。
iTuneでDLして聴いてるの。CMで流れまくっているBent Fabricの「Jukebox」格好いい〜。同じく「Shake」「SweetSenorita」を聴いてたら、なぜでしょうか、ザ・ドリフターズの映画”全員集合”シリーズが観たくなったです。
安藤政信くん主演の映画「青春☆金属バット」の原作漫画を描かれた古泉智浩さんが、新潟のファッション情報誌「Pas Magazine」に連載していた作品が、(新潟の)コンビニで売っていました。どうやら、地方流通でしか手に入りそうにない雰囲気だったので、買ってみたの。古泉智浩さんの「ところでここどこ」(ジョイフルタウン)です。竹夫くんというキャラのニートネタが、ツボにはまった〜。地方都市×童貞という、ゆるぎない青春テーマの組み合わせが、全編にあふるる作品でした。
新潟でしか食べられない存在だったらしいのです。ちぃとも知りませんでした。あらためて、紀伊國屋書店新潟店の隣にある万代バスセンターで、みかづきの”イタリアン”を食べたの。太めの炒めヤキソバ麺にナポリタンソースをぶっかけた食べ物です。ぶっかけるバリエーションには、カレーやら、ホワイトソースやら、いろいろあって選ぶのが楽しい! うーん、素朴な味わいです。
文芸部のAカップ美少女は、小説が印刷された紙をもしゃもしゃ食べちゃう奇人なの。彼女と後輩の”ボク”が、太宰治さんの『人間失格』をなぞる校内事件を解決する文学ミステリーでした。野村美月さんの「“文学少女”と死にたがりの道化」(エンターブレイン)です。太宰×文学少女の組み合わせの発想を、ちょい萌えラノベ形式にして、純ミステリーに昇華させている手腕にぐいぐい引き込まれました。イラストは竹岡美穂さんです。
プロ作家になりたい人が増えているのだろうか、はたまた同人マーケットに流出していて、枯渇しているんでしょうか。読みながら、そんなこと考えました。花とゆめ・別冊花とゆめ・LaLa・メロディ共同編集の「少女まんが家になろう!」(白泉社)です。ストーリーやプロットの作り方や、如何にコマ画像化していくかといった骨組みの部分への記載は少なく、描画テクニック論に終始しています。実践的といえば実践的なんでしょうけど、期待していたものとちょっと違ったなぁ。デジタル執筆のこととかは、一例としてComicStudio(セルシス社)を使い方が、巻末にちょこっとだけ紹介されてましたけれど、画稿の”仕上げ”のことだけだったしぃ〜。
秋葉原エンタまつり2006イメージソング&文化放送「桃井はるこの超!モモーイ!」オープニング曲なのだそうです。コミケ会場で買った桃井はるこさんのCD「Enter!」をiPodにインストール! テンポの速い、盆踊りみたいな曲でした。