学生時代に知り合った男女の友情以上、恋愛未満な微妙な関係を、冒頭の彼女の死から振り返るセンチメンタルな映画なの。上野樹里さん×市原隼人くん主演の映画「虹の女神 Rainbow Song」です。冒頭の曇天の空のトーンが、8ミリカメラのファインダーから覗いた絵柄に似ていて、映画を撮っていた頃の思い出が、あふれ出てきそうで、心を落ち着かせるのにたいへんでした。上野樹里さんは女性だけれど、ボーイッシュな役柄です。足が長いな。市原くんとの関係は、ゲイに置き換えて読み解いてくれと云わんばかりの演出でした。疑似ゲイムービーとして、楽しめます。さて、劇中の上野樹里さんは、8ミリカメラの名機フジカZC1000とキャノン310XLを使っています。ZC1000懐かしいよ! 本作では、上野樹里さんがフジカシングル8のカセットにコダクローム40のフィルムを換装して撮影したりと、けっこう荒技にチャレンジしてます。岩井俊二さんの実話をモチーフにしてるんだそうです。 わたしはZC1000以外だと、フジカZ800、キャノン518SV、キャノン1014XL-Sを使ってました。あと、チノンも使ってたよ。 ビブリオマニアのお祭り、恒例の”神保町ブックフェスティバル”でした。ビール片手に会場を徘徊です。直売出展してる顔見知りの版元さんたちの頑張ってる姿みて、元気をもらった気分。(浅草散歩) |
楽しみにしていた岡田准一くんの出番が、後半に集中してて、まったくがっかりですよ。ウッチーのキャラクターも、変わっちゃってるじゃん! 映画「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」です。TV版のほうは、学校卒業して、地元でクダまいてる青年像を、ポップに描いた秀作だったのに、映画版は味が薄いの。これは、70年代のTVドラマ「俺たちの旅」が、続編SPのたびに、くたびれた内容になっていくのと近い現象ではないかと思います。青春ドラマ続編の共通項なのでしょうか。さて今回の映画には、栗山千明さんがご出演されています。自衛官役(WAC)です。本来、彼女なら制服が似合いそうでしょうに、まったくキレイに撮ってもらっていません。木更津キャッツの世界観から浮いたキャスティングだし、素材も活かせずもったいない。 嘘をテーマにした、10人の作家の短編が収録されています。上野樹里さんがカヴァーガールな短編集「嘘つき。やさしい嘘十話」(メディアファクトリー)です。亡くなった祖父の後を継ぎ、宿の主人となった少女のお話に心惹かれました。光原百合さんの童話風の作品「木漏れ陽色の酒」です。宿の客は、万病を治す木の実を求めにくるのです。その木の実には、副作用があって、病気が治るかわりに、最愛の人の記憶を失ってしまいます。ロシア文学っぽい印象です。少女が迎えた客が失う記憶の相手は、はたして誰なのか。#わたしの大好きな童話作家、 #小川未明さんのヒンヤリとした作風に似ているなぁ。 <収録作品> 「おはよう」西加奈子さん(1977年生) 「この世のすべての不幸から」豊島ミホさん(1982年生) 「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」竹内真さん(1971年生) 「木漏れ陽色の酒」光原百合さん(1964年生) 「ダイヤモンドリリー」佐藤真由美さん(1973年生) 「あの空の向こうに」三崎亜記さん(1970年生) 「やさしい本音」中島たい子さん(1969年生) 「象の回廊」中上紀さん(1971年生) 「きっとね。」井上荒野さん(1961年生) 「やさしいうそ」華恵さん(1991年生) (浅草散歩) |
![]() 女子高三年生の主人公が、図書館で借りた「チボー家の人々」を読んでるの。就職して、その本とお別れするまでのお話。高野文子さんの「黄色い本―ジャック・チボーという名の友人」(講談社)です。10代のころは、この主人公と同じような、将来に対しての絶望ともいえぬ妄想をしていた記憶があるなぁ。昔の東映動画のアニメーションのようなコマ運びと、コマ内のカメラワークが斬新ですよ。買ってよかった。 サディスティック・ミカ・バンドのCD「NARKISSOS」を買って、ヘビーローテーション。木村カエラさんをヴォーカルに迎えた「タイムマシンにおねがい」が収録されています。高中正義さんのギターが冴えてるけど、意外と控えめで、あれ?って感じ。前回の桐島カレンさんより、カエラさんとの組み合わせはいいね。 ![]() モデルで出演されていた、ちひろさんが気になり、「おさけ日和」(ピエ・ブックス)を買ってみた。飲み屋紹介だけでなく、海月書林さんが、お酒にまつわる古書を紹介する章があったりと、ゆったりお酒の雰囲気を楽しむ本。(浅草散歩) |
![]() 米国と中国の宇宙空間での覇権争いを、大胆にエピソードに織り込んでいる、太田垣康男さんの骨太SFマンガ『MOON LIGHT MILE 』って大好きなの。宇宙工学アナリストである中冨信夫さんの「中国が月着陸に成功すると何が起こるか」(光文社)は、マンガで描かれている近未来を、まるでルポしたかのような本ですよ。中国の宇宙開発は、すべからく模倣ベースだけど、目標と過程がぶれないゆえに、確実に成功していて、アメリカが焦ってると指摘しています。で、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙技術の開発競争から乗り遅れてて、すでにダメポと指摘。厳しいが現実なのでしょう。 覆面歌手・星泉さんの「セーラー服と機関銃」のCDが届きました! 特典DVDはPVを収録。長澤まさみさんがちょこっとしか出演してないじゃん。プンスカ!!(浅草散歩) |
![]() 二次元ではいつも恋をしてます!って腐女子が、”脱オタ”&”彼氏つくりたい”という目標へ向け、コツコツと励む姿にホロリと感動です。ヲタで喪女って事実を、俯瞰の視点で自覚しちゃったところからお話は始まりますよ。カンナさんのブログの書籍化「ヲタだって可愛くなりたい」(秋田書店)です。大学4年でアタフタするのは、別に遅いともなんとも思わないけど、残された時間は、あっという間に消費されてゆくのよね。と、しみじみ。 (浅草散歩) |
![]() 高校の寮と、特急電車内の舞台で同時発生する別々の事件が、どう融合してゆくのか、オモシロスな序盤に引き込まれ、ぐいぐい読んじゃいました。上甲宣之さんの「ジュリエットXプレス」(角川書店)です。女子高生三人にふりかかる、大晦日から新年にかけての45分に起こる物語なの。展開はTVドラマ「24」風味の同時進行ですよ。正味面白いかといえば、まぁ、B級かな。絵師さんも加わっていただき、ライトノベルパッケージにしてあったらよかったのに〜♪ そうね、絵師さんは、誰がいいかなぁ。それぞれの女子高生のキャラクター設定はユニークでしたから、なんだかだでけっこう楽しめちゃった。 恩田陸さんの作品でありそうなエンディングです。恩田さんはそれまでの過程をじっくりと書き込んで提示するのに対して、本作はかな〜り強引にこじつけた印象です。 #”ジュリエット”って言葉から、 #映画「ジュリエットゲーム」(国生さゆりさんご出演!)を思い出す。 #かれこれ、大昔の作品だわ。 #あれ、ずいぶんと、ぶっとんだ演出でした。 (浅草散歩) |
![]() 国立科学博物館で開催中の「化け物の文化誌」展にいってきたの。人魚や河童のミイラといった飛び道具な見せ物もあれど、基本は江戸時代の本草学書の体系的な展示です。荒俣さん、水木さん、諸星さんな世界観の実物を、しっかり堪能することができましたよ。 第二展示場で寺田寅彦さんの「化け物の進化」からの一節、「現在の世界中の科学者らは毎日各自の研究室に閉じこもり懸命にこれらの化け物と相撲を取りその正体を見破ろうと苦労している」が掲示されていました。科博のコンセプトに感動〜♪ #本館は来春まで改装中だそうです。 #館内で、塩爺に遭遇。わー、本物だ! ![]() 1960年代から現在までの膨大なショットから、アラーキー自身が選んだセレクションは、荒ぶることなく、エロぶることなく、しみじみとした印象でした。荒木経惟さんの「東京人生 SINCE 1962」(バジリコ)です。写真集なのに、重厚な私小説を読んだ気分。ラストショットが遺書っぽくて、さみしいよん。 (浅草散歩) |
![]() 主人公の男子小学生が、ラストでお約束どおりボーイミーツガールする相手は、「女王の教室」「白夜行」に出演していた福田麻由子さんみたいな印象の女子なのです。もそっと、その女子をツンデレ系で描写してあげればよかったのに〜。方波見大志さんの「削除ボーイズ0326」(ポプラ社)です。 ”時間”を削除できる装置を手に入れた小学生が、それを用いて友人関係や家族関係の再構築を試みるって書くと、堅苦しいかな。いじめ&ひきこもり問題やサイコパス犯罪、恋愛に友情と、盛り込まれた題材はてんこ盛りです。構成がしっかりしているからでしょうか、ストーリーが散漫にならず、手堅く現代小学生の心理を描いています。第一回ポプラ社小説大賞の大賞受賞作だそうです。 ![]() 環境問題や、南北問題、社会格差に向き合いつつ、営利企業としてきちっと稼いでいる世界の起業家80人を紹介してて、なるほどなぁと感心しちゃったの。シルヴァン・ダニエルさん×マチュー・ルルーさんの「未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家」(日経BP社)です。グラミン銀行の活動によって、2006年のノーベル平和賞を受賞したバングラデシュのムハマド・ユヌスさんも紹介されていますよ。 (浅草散歩) |
![]() 気分が重い時に読むと、ページめくるのが辛くなっちゃうマンガです。誰しもが経験したことありそうな、人生の追いつめられ感を、これでもかこれでもかと描いていくの。福満しげゆきさんの「僕の小規模な失敗」(青林工藝舎)です。石川啄木からイデオロギーを省いちゃった感じの主人公が、ストーキングしていた女性と結ばれるエンディングがハッピーでよかった〜。 ![]() 手?治虫文化賞10周年記念だそうで、「AERA COMIC ニッポンのマンガ」(朝日新聞社)が出てました。2003年の第7回受賞が高野文子さんとは知りませんでした。買ってみよ〜♪ (浅草散歩) |
![]() ライトノベル風の児童文学だったのです。対象読者はどうやら中学生らしいの。カバーの写真とタイトル名から、て〜っきりボーイ・ミーツ・ガールの青春小説かと思って買いました。意外な掘り出し物でした。石崎洋司さんの「トーキョー・ジャンヌダルク」(講談社)です。成海璃子さんがカヴァーガールをしている、雑誌「ハナチュー」の世界観で描かれたジュブナイルとでもいうのかな。 家出少女の行方を、女子高生3人が小遣い&刺激を目的に追いかけます。家出少女は、売れないインディーズ・バンドと同居して身を隠し、彼らの下働きをしつつ、ケータイブログに日記を書いてます。そのモノローグのキレ加減が、児童文学の範疇こえてて世界系ライトノベルっぽいかもです。犯罪に巻き込まれてるリセエンヌ版の「新宿鮫」みたいな構成でお話はすすみます。講談社さんが、図書館の棚などに置かれることを目的としたシリーズですから、SEXやドラッグ描写なんてのはありませんよ。そうしたジャンルにもかかわらず、男の視線がキモイとか、ケータイ利用方法のこととか、丹念な取材をされていることが推察され、いまの中学生像が自然〜に書き込まれているなぁと感心しちゃいました。結末のつけかたが、”児童文学”的なソフトランディングになってしまいますけれど、読後感は爽やかでした。 #表紙のモデルさんは、#オスカープロモーションの田中夏子さん。 (浅草散歩) |
![]() 近親相姦スレスレの兄妹の関係を描いた、ジョージ秋山さんの「ピンクのカーテン」を想起させるような映画なの。長澤まさみさんが主演の映画「涙そうそう」です。血の繋がらない兄妹の同居を描くんですが、冷静に観るとネバネバした演出でした。長澤さんと妻夫木くんのさわやかーな演技がなかったら、そうとうヤバイ作品になったかもしれません。 予告編で妻夫木聡くんが死んじゃうようなカットがあったから、そんなことないでしょと期待したのに、あっさり裏切られちゃいました。あれじゃ、続編作れないじゃん。 ここ最近の長澤さんは、セリフを言い回すときの呼吸法が変わってきましたね。他の新人女優さんとくらべて、演技面で一歩リードした印象があります。 #「ピンクのカーテン」は、美保純さんが新人賞を獲った作品ですよ。 ![]() いまだ交戦状態にある1989年の日本。広島の覇権をかけた闘いに、ヤクザ少女と米国人少年が巻き込まれるアクションってことで面白そうだと、買ってみました。元長柾木さんの「ヤクザガール・ミサイルハート」(竹書房)です。イラストは、緒方剛志さん。 ごめんないさい! 5分でギブアップ。ライトノベルの読みやすさもなく、じゃぁハードSFかっていうと、そうでもない中途半端な印象でした。リリカルな味わいもなさそうだし、ざーっとめくり読みして[終了]。 (浅草散歩) |
![]() 無料のエロがネットに溢れているから、いまの青年層はエロに金払うのなんてバカバカしいかも。金払う商品は、それ相応の価値が必要というわけで、エロ商品の変遷を論じているの。安田理央さん×雨宮まみさんの「エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること」(翔泳社)です。結論としては、エロ本とアダルトビデオは、インターネットの普及を受けて、衰退しつつあるってことなんです。コンビニエンスストアで売っているエログラビア雑誌から、サブカル記事のモノクロページがなくなっている理由やDVD付録添付の背景など、渋い視点でエロ業界を論じていますよ。 さて、ケータイでのエロメディアもリッチになってきましたが、エロ本・アダルトビデオ(DVD)の代替となる時代はくるんでしょうか。ライブ&インタラクティブがキーワードのようです。と、メモメモ。 ![]() この夏あたりから、不思議な豆腐を近所のコンビニエンスストアで売っているのを見かけて、なんだろう?と思っていました。その、豆腐の本です。伊藤信吾さんの「風に吹かれて豆腐屋ジョニー 実録男前豆腐店ストーリー」(講談社)を読んで、ジョニーの独特の味志向に惹かれました。食いたい! 食いたい! と思って、そのコンビニに行ったら品切れでした。ああ、残念。つぎに見つけたらビールと一緒に買おう〜♪ (浅草散歩) |
![]() 長澤まさみさんのTVドラマ「セーラー服と機関銃」がスタートしましたよ。浅草がロケ地です。目高組一同が校庭に主人公の星泉を出迎えるシーンは、薬師丸ひろ子さんの映画版と演出が少々似てますね。角川書店のかつての雑誌「バラエティ」を引っ張り出して、シナリオなどチェックしてみました。藤原釜足さんが出ていたこと、すっかり忘れてました。 #「セーラー服と機関銃」は、 #原田知世さんのTV版ってのもありました。 #「時かけ」のまえで、まだロングヘアーだった頃。 #主題歌は、「悲しいくらいほんとの話」。(この唄で、歌手デビュー) ![]() タイトルに偽りありの本です。経済ヤクザのシノギのことはほとんど書いてないの。編集にあたって、大人の事情があったようにお見受けします。にもかかわらず、面白かった〜。戦後の混乱期、ニシン漁でにぎわう利尻島に10代で渡り、島の仲間たちと悪さし、彼らと上京してからも、ヤンチャを繰り返すんです。で、ヤクザになっちゃう。木村勝美さんの「山口組系組長の錬金術 シノギ」(イースト・プレス)は、きっと文庫化したときアウトロー風のタイトルに改題すれば、そこそこロングセラーになると思いました。 ![]() 迫力というか緊張感に欠ける対談ばかりだけど、読んでていて楽しいわ。岡留安則さんの「噂の闘論外伝」(インフォバーン)です。 (浅草散歩) |
![]() 未公開株を販売するブラック投資ビジネスの手口をルポしてます。三浦淳人さんの「潜入! 未公開株マーケット」(洋泉社)です。IPOブームのあだ花だなぁ。さてその手口なんですが、いたって単純な電話営業なの。なんだか、豊田商事ライクなフレーバー。渡り鳥的な営業マンたちの日常風景は、たとえば、ドラマの設定になりそうな予感しる。 ![]() 日本のゴスロリファッションが海外でも話題になっているってことと、少女映画「ecole」の公開にあわせた特集でした。「Dollybird vol.8(特集:LOLITA)です。ふむふむ。 (浅草散歩) |
![]() スピッツの唄を聞くと、亡くなったひとのことを思い出します。だから、いままで、聞かないように、耳に入らないように注意深く過ごしていました。蒼井優さん主演の映画「ハチミツとクローバー」の主題歌は、そのスピッツの「魔法の言葉」です。吉祥寺のバウスシアターで観てきましたよ。なんとも、いい唄だな(やっぱ、泣ける)。 櫻井翔くんの役どころは寝取られ系の半ズボンくん、かわいい! 蒼井優さんのほんわかした表情を、あますことなく楽しめます。あと、関めぐみさんが背負われて、膝小僧みせるシーンにドキリ。彼女は菅野美穂さんに似てるかも。 美大生たちのそれぞれの片思いを、ありふれた予定調和に描かず、きれいに終劇させていきます。嫉妬とか、自虐とか、登場人物たちの内面をあえて掘り下げない演出なのに、人間関係描写がしっかりしているのは、会話をハメ込む縦の構図のリフレインが上手いからだろうと思います。 #神田神保町の喫茶店、ラドリオがロケに使われていました。 #書泉グランデの裏のお店です。 ![]() 名古屋テレビ塔(昭和29年)、通天閣(二代目、昭和31年)、東京タワー(昭和33年)、これら3つの塔はすべて内藤多仲さんが設計したそうです。通天閣以外は、地上デジタル放送がはじまると、ややもすれば用無しとなるので、こうした記録書はどんどん出版してほしいものです。橋爪紳也さん他が執筆されている「タワー 内藤多仲と三塔物語」(INAX出版)は、やや地味な名古屋テレビ塔のことも、マニアックな視点で取材しています。 この塔は、富田靖子さんが初主演した映画「アイコ16歳」で、近くの橋が印象的なシーンとして使われてましたね。監督の今関あきよしさんは、あの事件後、どこへ行ったんだろう。 (浅草散歩) |
![]() 昭和40年代の服装が懐かしいです。アルバムを観ているみたい。まだ、おおざっぱな立体裁断しか行われてなかったのですね。常磐ハワイアンセンターの設立を描いた映画「フラガール」(李相日監督)を観ました。炭坑業が衰退しつつある時代、街の再生のために長屋の娘たちが奮戦する姿が泣けます。街の郊外化によって、かつての繁華街が衰退したり、それとは逆に大資本GSMの撤退のため、郊外のショッピングセンターが廃墟化しはじめている今日この頃です。この映画の題材って、いまにも通じる問題なやもしれません。 主演の松雪泰子さんは、すっかり蒼井優さんや南海キャンディーズの静ちゃんやらの、フラガールたちの演技に喰われてます。TV「タイガー&ドラゴン」でもそうでしたが、蒼井優さんが酒飲む芝居は秀逸です。飲みっぷりが光ってます。 ![]() 時代をリアルに経験したものにとって、こそばゆい感じがします。原宏之さんの「バブル文化論<ポスト戦後>としての一九八〇年代」(慶應義塾大学出版会)です。ディスコ ”ゼノン”のキーホルダーとか、懐かしい〜。ゼミのみんなと行った行ったの! 70年代の延長としての貧しさをひきずり、90年代以降の格差社会の固着化への助走となった80年代を、戦後文化の断絶期として論じた本です。本書の指摘のとおりで、80年代は既存のアナログ情報の成熟期だったのですよ。雑誌にしろ、TVにしろ、消費の祝祭空間を演出したのは、すべて既存メディアでした(電話もまだ有線だったし、ケーブルTVも、パソ通も黎明期)。そんなポストモダンな時期に、8ミリ映画という、むしろモダ〜ンな趣味にのめり込んでいたあのころ。もしかして、時代に取り残されてたのかなぁ。 (浅草散歩) |
![]() 男子生徒の美脚とか尻とか、徒歩マラソンならではの映像美がないのよ。多部未華子さん、石田卓也くんたち、若手俳優の演技のがんばりもむなしく、原作にくらべて平板な青春映画となってしまって、しごく残念です。恩田陸さんの小説が原作の映画「夜のピクニック」です。カットのつなぎ方が凡庸なの。もっとテムポを刻むとか、徒歩のリズムにあわせるとかすれば、もそっと原作なみに感情移入できたのかもしれません。役者陣や、(アニメシーン含めた)構成はわりといいのに〜。 多部未華子さんの演技は、全盛期の原田知世さん並みの大根なんですが、口元の表情がぷっくらとしててかわいいです。大林宣彦さんの青春映画の如く、執拗な演出で追いつめれば、ラストシーン以外でも、もっといい表情したでしょうね。 #この作品は映画より、舞台劇とか、 #ラジオドラマ向きなのだろうと思います。 ![]() ![]() 日比谷公園で第13回鉄道フェスティバルが開かれていました。JR九州ブースでツバメガールがデモ販売に参加してましたよ。大好きなツバメ号のロゴ入りボールペンを買っちゃいました。 (浅草散歩) |
![]() 「昭和40年代の歌謡曲は、女が語る歌謡曲が多い」、それは「太宰治をたくさん読んだなかにし礼とか阿久悠とか、あの世代が太宰の手法を使った」と、鹿島茂さんが指摘してます。それって、これまでになかった思考!! 太宰って、そうなんだ。ふむふむ。 丸谷才一さん×鹿島茂さん×三浦雅士さんの「文学全集を立ちあげる」(文藝春秋)です。このお三人が、世界&日本の仮想文学全集のリスティングをする鼎談です。久米正雄や、宇野浩二を外せだの、菊池寛の「真珠夫人」を入れろだの、それぞれのご意見が面白い〜♪ ![]() インターネットの日記サイトで、会員のお悩みに返事を書くアルバイトをする女性のお話なの。D[di;]さんの「ファイアースターマン日記」(マガジンハウス)です。「キグルミ」を読破できなかったので、本書も厳しいかなと思ったけれど、すいすい読めちゃいました。舞城王太郎さんのような、はちゃめちゃなお話になると思いきや、ハートフルな少女マンガっぽい展開です。あれれ、意外だ。 (浅草散歩) |
![]() 松浦亜弥さん主演の映画「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」って、本年の最高の怪作といっても過言ではないでしょう。観てきましたよ。丸山昇一さんの脚本が、深作健太監督の手にかかると、すげーことになっちゃうんです。大味なカットワークと、ワイルドな演出と書くとホメ言葉のようですが、昭和のむちゃくちゃな”東映”が久々に戻ってきた感じでした。 冒頭、先代スケバン刑事が渋谷駅前交差点で爆死する陳腐な映像で、もうこの作品ダメかと思ったけど、それに続くタイトルバックが実にかっこいい!! で、スケバン刑事を襲名した松浦亜弥さんに、竹内力さんが赤い傘を持たせます。ああぁ、昭和の映像フレーバーが満載で、股間がぞくぞくしました。 #斎藤由貴さんが、初代として登場です ![]() 仕事の内容がかわってちょうど1ヶ月。気分転換ということで、筐体の色合いがかわいいDoCoMoのキッズケータイ”SA800i”の白ロムを買ってみました。3G携帯って、カード交換で使い分けできて便利〜! 端末の操作は、大竹しのぶさんが宣伝している”らくらくホン”みたいで、すご〜く使いやすいです。さすが子供向け! 浅草・姫やさんの古布ストラップをじゃらじゃらと付けてみました。 最近の携帯は、見栄えのするデザインを優先させるため、むしろ本来の利便性を失っていて、どうにも使いにくくなってしまっていることを、再認識しました。ちなみにこの端末は、「防犯ブザー」「子供の所在地を自動確認できる、GPS位置情報発信サービス」といった、機能も付いてます。ふむふむ、これらの機能は悪用厳禁です。 (浅草散歩) |
![]() ミッション・スクールに通う女子学生というと、そうねぇ、たとえば市ヶ谷と箱根の”白百合”をイメージしますよ。制服とか、独特の雰囲気あるでしょ。そんなミッション・スクール女子学生のイメージの変遷を論じているのが、佐藤八寿子さんの「ミッション・スクール あこがれの園」(中央公論新社)です。帯に、”制服を着たファム・ファタル”、すなわち運命の女と書いており、「マリみて」腐女子層にも売らんかなの意思が、沸々と感じられる教育社会学の本なの。 明治以降の立身出世青年が登場する文学は、女性に対して一方的で、しかも悶々とした純愛主義が描かれることが多いわけです。そこでの主人公男性が惚れるミッション・スクール女子学生像は、ファム・ファタル的な存在を与えられていると指摘しています。現代でいえば、やたらに重〜い、勘違い男に、一方的に”運命の女”よばわりされて、はなはだ迷惑なイメージ像だったのだろうなと思います。そのイメージは、いまだ払拭されていないゆえに、性商品の付加価値に用いられたり、ブランド価値が保持されているんでしょうね。 90年代以降は、統計文献を発掘したり、フィールドワークを重視した社会階層研究が充実しているので、本書のような文学作品に登場する人物像をもとに、論じるスタイルって、筆者の視点が新鮮なだけに、なんだか微妙〜。それと、戦後についての記述部分は駆け足すぎてて、ちょいとばかし物足りないのが残念でした。 ![]() ややウィスパー声質のNinoさんの唄い方と、懐かしい渋谷系サウンドの組み合わせが気に入ってます。ROUND TABLE featuring Ninoの2nd ALBUM「Nino」ですよ。 スローなテムポの曲「夏待ち」、フレーズのリフレインがかわいい曲「ハローグッバイ」 が好きです。ROUND TABLEの作品は、詞が印象薄いかも。Ninoさんのようなボーカルで補完してるんだろうなぁ・・・ (浅草散歩) |
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ビブリオマニアのお祭り、恒例の”神保町ブックフェスティバル”でした。ビール片手に会場を徘徊です。直売出展してる顔見知りの版元さんたちの頑張ってる姿みて、元気をもらった気分。
楽しみにしていた岡田准一くんの出番が、後半に集中してて、まったくがっかりですよ。ウッチーのキャラクターも、変わっちゃってるじゃん! 映画「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」です。TV版のほうは、学校卒業して、地元でクダまいてる青年像を、ポップに描いた秀作だったのに、映画版は味が薄いの。これは、70年代のTVドラマ「俺たちの旅」が、続編SPのたびに、くたびれた内容になっていくのと近い現象ではないかと思います。青春ドラマ続編の共通項なのでしょうか。
嘘をテーマにした、10人の作家の短編が収録されています。上野樹里さんがカヴァーガールな短編集「嘘つき。やさしい嘘十話」(メディアファクトリー)です。亡くなった祖父の後を継ぎ、宿の主人となった少女のお話に心惹かれました。光原百合さんの童話風の作品「木漏れ陽色の酒」です。宿の客は、万病を治す木の実を求めにくるのです。その木の実には、副作用があって、病気が治るかわりに、最愛の人の記憶を失ってしまいます。ロシア文学っぽい印象です。少女が迎えた客が失う記憶の相手は、はたして誰なのか。

サディスティック・ミカ・バンドのCD「NARKISSOS」を買って、ヘビーローテーション。
モデルで出演されていた、ちひろさんが気になり、「おさけ日和」(ピエ・ブックス)を買ってみた。飲み屋紹介だけでなく、海月書林さんが、お酒にまつわる古書を紹介する章があったりと、ゆったりお酒の雰囲気を楽しむ本。
覆面歌手・星泉さんの「セーラー服と機関銃」のCDが届きました! 特典DVDはPVを収録。長澤まさみさんがちょこっとしか出演してないじゃん。プンスカ!!








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