![]() 気づかぬうちに2冊買っちゃったの。中原みすずさんの「初恋」(リトル・モア)を書店の平台みたいに並べてみたよ。主人公の孤独感設定が意外と薄っぺらく、宮?あおいさんを主演に据えた映画版の映像力にあらためて脱帽しました。とはいえ、本書も60年代の浮遊感をなぞりながら、不思議な読後感を与えてくれます。映画版と微妙にちがうの結末のディティールは、ちょっと好きかも。 本書は、平成12年に刊行された『幻想の手記 褐色のブルース』に加筆・修正を加えたものだそうです。そのときの作者名は城真琴さん、出版社は文園社。 (浅草散歩) |
![]() ![]() 墓場の紫陽花は、妖しい養分を吸っているからかしら、青みがきつくて素敵でした。曇り空だし、ぼぉっとしたかったので、またぞろ谷中霊園に行ってきましたよ。霊園内をぐるり巡ってから、言問通をとぼとぼと歩き、弥生美術館の「松本かつぢ展」を鑑賞しました。昭和ヒトケタ頃に描かれた、松本さんの初期の少女雑誌向けの挿絵に心惹かれます。少女たちのぷくっくらとした脚の描写と、微細なペンタッチ、タイトルまわりのレタリングにうっとりです。 弥生美術館の少女系企画は、いつもながら秀逸です。次回も楽しみ。ただ今回は、期待していた松本かつぢさんの漫画作品の展示が少なく、それが残念なの。 鑑賞後、弥生美術館・内田静枝さんの「松本かつぢ 昭和の可愛い!をつくったイラストレーター」(河出書房新社)を買い、湯島方面をさらに散策しました。 ![]() 特集タイトルは石川秀美さんの曲だね。雑誌「季刊エス」(特集:妖精時代)ですよ。特集以外でも、フォトグラファーのWing Shyaさんへのインタビューがあったり、連載記事の”アニメ原画の世界”が「涼宮ハルヒの憂鬱」だったりと、なんだか今号は充実してます。 (浅草散歩) |
![]() 「パッチギ!」の小出恵介くんより、宮?あおいさんの実兄の宮?将さんが、粗野でイノセントな雰囲気を演じてて、ベタ惚れしました。それが本作の収穫なの。宮?あおいさん主演の映画「初恋」です。3億円事件の犯人は女子高生だったという、大胆な仮説にたったお話ですが、サスペンスがメインテーマではありません。宮?あおいさんの悲恋を描く、オセンチな映画です。冒頭の白バイ警官のライダー服を着た宮?さんが、ヘルメットを脱ぎ、長い髪がたなびくシーンは、強烈な映像です。それ以外にも記憶に残る映像が多くて、満腹です。南新宿の階段らしきところのシーン、本郷の下宿で単行本に記された彼からのメッセージを読むシーンが泣けます。中原みすずさんの原作も読んでみることにします。 学生運動、フーテンたちがたむろすジャズバーとか、街並みとかは、昭和を回顧する「三丁目の夕日」的なネチコイ視点でなく、主人公の心象風景としてさらりと描かれています。理屈や、結末を求める人には、向かない映画かもしれません。そうでない人におすすめ。 (浅草散歩) |
![]() お金がない、お金がない。映画づくりの資金調達はたいへんですよ。出版社からの前借りをうけ、情熱にあふるる素人プロデューサーたちを支える梁石日さん夫妻の姿は、喜劇的でもあり、楽天的でもあり、面白いのです。梁石日さんの「シネマ・シネマ・シネマ」(光文社)です。名作「夜を賭けて」が映画になるまでの軌跡が描かれています。読み始めたら、止まりません。登場人物はすべて仮名ですが、VCのN社長も登場していて、びっくりしたの。俠気むんむんの描写ですぐわかった〜。 ![]() かつて赤坂の圓通寺坂で、ときおり久世光彦さんを見かけ、どきどきしました。大ファンだからなの。久世光彦ファン待望の雑誌が出ていました。「フリースタイル」(特集:久世さんのドラマ。)です。演出作品一覧を眺め、ほとんどのTV番組をみているのに驚きました。うちにはビデオデッキなかったのに、よくがんばったなぁ。とりわけ、向田邦子作品群の映像文法が好きです。大好きです。 (浅草散歩) |
![]() 野島伸司さんの小説をはじめて買いました。「スコットランドヤード・ゲーム」(小学館)です。題名はミステリーぽいですが、さにあらず、野島ドラマでおなじみのクサイ台詞満載の純愛小説なの。20年前に父を亡くし、母が再婚したばかりのボク(マザコン?)が、恋人を3年前に亡くした彼女に一目惚れし、アプローチするお話です。説明描写が少ないけれど、伏線となる小道具の使い方がうまい、まるで脚本のようです。「あいくるしい」みたいに、まったりとした展開。 ドラマにしたとき、どんな役者さんが演じたらぴったりするのだろうと、思いめぐらす楽しみに耽りました。 (浅草散歩) |
![]() 藤原竜也くんのピカレスクな演技は、毎度ながら上手いね。彼の視線に惚れ惚れしちゃいます。金子修介監督の映画「DEATH NOTE」(前編)を観ました。原作をトレースするのに精一杯で、映像的な見せ場が少なかったです。本来、フォトジェニックな素材である香椎由宇さんを、なんと意外なことに、美しく撮れていないのが残念です。藤原竜也くんにしても、肌荒れが気になるアップがあったりと、撮影期間の短さが損をしている部分がなきにしもあらずかな〜。後編に期待しましょう。 ![]() ワンセグ摩訶不思議なり。なんでこんなに画像が綺麗なのよ〜。TBSの愛の劇場「吾輩は主婦である」をAQUOSケータイ905SHで予約録画して楽しんでます。「+AQUOS 〓Softbank」って広告してるシャープのモデルです。録画は昼ドラとかNewsぐらいの短尺番組の鑑賞が、ぴったりの使い道だと思います。 ボーダフォンの902Tと、DoCoMoのP901isを併用してたんですが、ボーダフォンのほうは使いづらくって、難儀してました。905SHでは操作性が改善されていて、ようやく使う気にさせます。PowerBookとのBluetoothの相性もばっちり! (浅草散歩) |
![]() 赤ん坊の死体遺棄描写など、陰惨としか、いいようのない作品です。岡崎隼人さんの「少女は踊る暗い腹の中踊る」(講談社)です。三面記事やワイドショウなら格好の題材になりそうな、児童殺人とか、トラウマ抱えた青年の猟奇殺人のお話です。生ゴミ満載のポリバケツを路上にひっくりかえしたような、臭気満載の作品ですが、本書の腰巻きには「青春ノワールの進化型」って書かれてます。これが青春ノワールなの? 「凄惨だけど、爽やかです」ってマジ? 赤ん坊殺しの犯人の女子中学生を拉致し、合意監禁(?)する主人公(19歳)は、インポテンツです。そのため、彼が女子中学生に対しては、まったくもって肉欲に溺れない設定が、本書をノワールの進化型ならしめている要因なんでしょう。エロスに逃げず、善悪の彼岸を越えた少年少女の狂気に、真正面から取り組んだ著者・編集者に脱帽しました。ひさびさに奇書を読んだなぁ、というのが正直な感想です。 (浅草散歩) |
![]() 見終わって、凹んじゃった。同じ中島哲也監督の「下妻物語」のように、着色美と音楽とユーモアが、アップテンポで展開する前半に対して、主人公の末路を描く後半で、なんとも凹んじゃった。中谷美紀さんが主演されている映画「嫌われ松子の一生」です。荒川沿いで孤独な死を迎える松子の一生は、切なく、泣けます。中谷さんの美しさと、脇を固める助演陣の熱演が救いでした。なんだか、鈍痛を下腹に感じたまま、帰途についたの。 ![]() 1978年3月26日、開港直前の成田空港の管制塔が、第四インター・プロ青同・戦旗派のメンバーに占拠された事件がありました。当時、TV中継を観て興奮し、小学生のくせに、空港問題についての作文書いた記憶がありますよ。その事件から10年後に刊行された本を読みました。三里塚管制塔被告団編著の「管制塔 ただいま、占拠中」(柘植書房)です。占拠に至るドキュメントと、逮捕後の裁判闘争が赤裸々に綴られています。三里塚問題はいまなお続いていますね。忘れかけていた70年代末期の社会運動を知るため好著です。 (浅草散歩) |
![]() 「フライデー」の連載写真「東京漂流」は衝撃でした。いまでも当時のバックナンバーは納屋に保管してあります。その藤原新也さんの新作「渋谷」(東京書籍)を読みました。現代の閉塞感を、女子高生を含めた若い女性を題材にルポしてます。結論ありき的な、演繹的な描き方は、ともすればウザイかもしれません。埋められない世代ギャップもあると思うの。援助交際にしても、”買う側”の男性たちなどもとりあげて欲しかったよ。 <本書で取り上げられていた藤原さん撮影の”電車内での女子高生の写真”> http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php?mode=cal_view&no=20050915 ![]() 中国に占領された未来の日本? アメリカと戦争してるの? 小出しに設定が明らかとなる展開で、SF作品としての興味をそそります。福島聡さんの「機動旅団八福神 1〜4巻」(エンターブレイン)です。続巻が楽しみ。 (浅草散歩) |
![]() 内田善美さんのマンガ「草迷宮・草空間」みたいな表紙写真に惹かれ、読んでみたの。あのマンガは人形のお話でしたが、こちらは明治生まれの少女の幽霊です。荻原浩さんの「押入れのちよ」(新潮社)です。ちよは、表紙のイメージどおりです。彼女を主人公にした連作かと思ったら、短編集でした。 子供を描いた作品「お母さまのロシアのスープ」「押入れのちよ」「しんちゃんの自転車」は好き。日中戦争で難民となったロシア人一家を描く、「お母さまのロシアのスープ」は哀しい。それら以外の作品はブラック・フレイバーで、後味悪い作品ばかり・・・ 選書の仕方がよろしくないと思うの。 <収録作品> お母さまのロシアのスープ コール 押入のちよ 老猫 殺意のレシピ 介護の鬼 予期せぬ訪問者 木下闇 しんちゃんの自転車 ![]() 猫の家政婦さんの奉公先は、家庭の秘密がてんこもり!! ほしよりこさんの「きょうの猫村さん 2」(マガジンハウス)です。第2巻も楽しく読めました。続編がまちどおしい〜。 (浅草散歩) |
![]() 洋書の仕掛け絵本、「不思議の国のアリス」を買いましたよ。すごくきれい!! Robert Sabudaさんの「Alice's Adventures in Wonderland」です。ルイス・キャロルの原作の世界観を、楽しく演出してるの。仕掛け絵本は、飛び出す絵本といったほうが分かりやすいかな。PC配信する絵本や、電気的な仕掛け絵本も増えてきましたけれど、素朴な楽しさのある紙のほうが楽しいのです。 トランプが、アリスの周りをびゅんびゅん舞うページは圧巻です。ぜひおためしあれ〜。 (浅草散歩 ) |
![]() 深夜のTVで、60年代〜70年代のフォークソングのCD全集の通販CMってあるじゃないですか。当時のNews映像がかぶるやつですよ。1969年の早稲田大学入学式の映像に映っていた、ヘルメットをかぶって、新入生をオルグする女子学生の姿に惹かれ、鴻上さんは彼女のは消息をたどろうとするの。現実と虚構が交錯する戯曲っぽい小説。鴻上尚史さんの「ヘルメットをかぶった君に会いたい」(集英社)です。 本屋さんで最初にみかけたとき、団塊世代エッセイかと思い、買わずにいました。ふたたびみかけたとき、鴻上さんのお歳を思い出し、”?・・・ 世代が違うじゃん”って、気になり読んでみたわけです。秋風のような小説だな。 鴻上さんより、ちょいと下の世代のわたしたちのころまででしょうか、まだ、学生運動の残滓は日常に残っていたと思います。シュプレヒコールで覚えてる言葉、「三条件六項目解体!! 自主管理貫徹!!」(どんなこと解体するんだ。忘れた)。忘れた忘れた。 学生運動より、宗教勧誘が盛んになってきた頃でした。友人を訪ねていったときの、駒場の夜とか、ちょっと怖かったです。いまはどうなんだろう。 市ヶ谷〜御茶ノ水界隈のキャンパスから、立て看もポスターも消え、すっかりとこぎれいになって久しいけど。 #学館文字フォントってないかなぁ ![]() 夏が近づいてきました。学生時代はロケーション撮影のとき、大活躍していたグッズが和手ぬぐいです。手ぬぐいの肌触り大好き。炎天下の撮影では汗もふけるだけでなく、帽子にも、缶ジュースの保冷にも使えるし、いろいろ便利。「かまわぬの手ぬぐい使い方手帖」(河出書房新社)を読んで、そんなことを思い出しましたよ。かわいい柄が多くて、ファンが多い、かまわぬさんの手ぬぐいは、オリジナルプリントも受注されていること知りました。こんど、作ってみたいよ。 (浅草散歩) |
![]() 表紙の左端の女の子(楠木さん)がかわいいので、買ってみました。京都の街で、東西南北に位置する大学の学生たちが、由緒正しき(?)陰陽道な闘い”ホルモー”を繰り広げます。主人公たちは、京都大学の学生なの。万城目学さんの「鴨川ホルモー」(産業編集センター)です。葵祭からはじまる京都の街並み描写が、懐かしい。サークルの同期の女子に横恋慕して、失恋して、自暴自棄になって、サークルの輪を乱しちゃって… そんなありきたりの学生グラフィティが、懐かしくもあり、ほろ苦くって楽しめました。京都マニアにおすすめの1冊です。第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作ですって。 ![]() 愛宕山のNHK放送博物館って、地味だけど収蔵品がけっこうすごいよ。日本初のテレビジョン、高柳式テレ装置などあります。「テレビ放送開始50年 収蔵機器555」(NHK放送博物館)を買いました。開局時から現代までのカメラ、マイクロフォンのみならず、アンテナやテロッパーなんぞも写真満載です。こうした機器は、なぜ人の顔を想起させるようなデザインばかりなんでしょう。不思議だな。ぼーっと眺めて飽きないのです。 (浅草散歩) |
![]() 作曲家の服部良一さんの戦前〜戦後の活躍を綴った上田賢一さんの「上海ブギウギ1945 服部良一の冒険」(音楽之友社)を読んだの。財津和夫さんが主演のドラマ「昭和ラプソディ」(1985年TBS)を思い出しましたよ。服部さんご自身が戦時下に使った作曲家名、R.ハッターのレコードを聞くところから、ドラマが始まったような記憶があります。DVD化とかCS放送での再放送とかしてほしいな。 ![]() SONY MUSIC SHOPで買った三田寛子さんの「16カラットの瞳」をiPodでヘビーローテーション。オーダーメイド・ファクトリー「廃盤再プレス」で、1982年に発売されたデビューアルバムがCDとなったのです。デビュー曲「駆けてきた処女」を含む全曲を収録してますよ。オリジナル発売日は1982年5月21日だって。 (浅草散歩) |
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