スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
のぼせもんやけん2 植木等の付き人時代のこと。
20071221105404”のぼせもん”とは、小松政夫さんのご出身である九州の言葉だそうです。気質をあらわすみたいよ。サイドストーリーも愉しく、すぐにでもTVドラマになっちゃいそうな青春小説でした!! 彼がまだ本名の”松崎正臣”で、植木等さんの付き人をしていた昭和三十九年一月からの四年間を描いています。はやりの昭和郷愁回顧でなく、立身出世を目指した青年時代を、実にくったくなく語っておりまして、東宝ニューフェース出身で下積み役者の友人との交流エピソードなど、夢が溢れてます。人物の描きかたが魅力的だわ。クレージーキャッツを知らない世代でも、小説として楽しめるんじゃないかしらぁ。駆け出しコメディアンらしいしくじりの後、下宿で悩む姿、立ち直る姿、どちらもいい味わいで絵になります。小松政夫さんの「のぼせもんやけん2 植木等の付き人時代のこと。」(竹書房)です。
常日頃、芸に精進されていた植木等さんがおっしゃったという、楽しいことをなす為の辛さなら、なんら辛くないと云うようなお言葉、素敵。


#カバーイラストは、小川真二郎さんです♪

(浅草散歩)

FC2 Management
【2007/12/21 10:53】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
MM9
20071218214909善意の巨大ヒトガタ異星人が出てこない、現実にそくした世界感の中、対怪獣防衛ミッションを担う気象庁のスペシャルチームの活躍を描いたエンターテイメントです。なんで気象庁がぁ、と入り口から敬遠してはなりませぬ。MMは『モンスター・マグニチュード』の略でして、怪獣被害規模もしくは、怪獣の規模(容積)を表わす単位です。本書の怪獣は、地震や台風と同じく、発生そのものは防ぐことが出来ない自然災害の一つなのですが、存在自体は未知の物理法則に従っていると分析されています。恐竜型、植物型、キメラ型など、その種類は多彩。怪獣王国・日本においては、自衛隊が怪獣に武力攻撃を加えて殺戮もしくは無力化する前段階で、予知と分析をするのが気象庁と云う訳です。MMは容積も意味していますので、MM1~2あたりだと中型動物と同じ大きさとなり、災害規模もほとんど無しに等しいことから、捕獲・研究対象になったりします(笑)。山本 弘さんの「MM9」(東京創元社)です。
日米の1950年代以降のSF・特撮映像作品へのオマージュが、随所に散りばめられていています。創刊当初の『宇宙船』『スターログ』読者なら、うふふと気付くはずでしょう。それが厭味になっていないのぉ!! マニア向けの豆知識のひけらかしに陥らず、料理が上手いと感嘆です。

#開田裕治さんがボックスアートもとい、
#カバーイラストを描かれています!!

(浅草散歩)


【2007/12/18 21:48】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
赤線跡を歩く〈完結編〉続々・消えゆく夢の街を訪ねて
20071217233809けいたいやネットでは、”ぼく”の文字は使えないのが残念だわぁ。”ぼく”といってもMyでなく、敬愛する永井荷風先生の『墨東綺譚』のことですよ。全国の遊廓跡紀行で著名な木村 聡さんが、集大成な本を出されました。「赤線跡を歩く〈完結編〉続々・消えゆく夢の街を訪ねて」(自由国民社)です。
巻頭特集は『墨東綺譚』を歩くもので、墨田区東向島(旧玉ノ井)をルポルタージュされています。木村さんが最初に赤線ビジュアル本を出された90年代末ころに比べ、玉ノ井はじめ各地の町並みは随分と変わったんだなあと、しみじみ。

しかして、この完結篇は値段が高ぁ! シリーズ当初からの値上げ幅が高すぎてす。遊廓跡の好事家は、やはり少ないんでしょうね(^・x・^)

(浅草散歩)

【2007/12/17 23:36】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
笑芸人presents 極楽生活
20071217231410わーい、チャンバラ特集です!! っぅて、時代小説について、またまた勉強になりました。人情物で著名な宇江佐真理さんは、ずっと”お天気お姉さん”の宇江佐りえさんが小説家に転身されたのかと思ってたの。おお外れでしたわ(汗)。高田文夫さんが責任編集されている「笑芸人presents 極楽生活 壱の号(CD付)」(白夜書房)です。今号は、池波正太郎さん VS 佐伯泰英さんの徹底比較ですよ。『鬼平』『剣客商売』や、『密命』『居眠り磐音』 など細か過ぎるくらいのレビューに満腹。

#笑芸人らしいところでは、
#ふろくにCDが付いています。
#市馬さんが、佐伯作品『密命』を朗読してるんです(喜!!)

(浅草散歩)


【2007/12/16 23:12】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
雅楽戦隊ホワイトストーンズ
20071217142308自主制作映画のシナリオみたいな、共同体に属さない人達にとっては、激しく脳内補完を強要する作品かもです。幸いにして、闘いの舞台となる北海道札幌市白石区には、土地勘がありましたので、違和感は少なかったですよ。カルト化した旧江戸幕府側の末裔がクリスマスの当日に、街に電磁波攻撃テロを仕掛けます。白石区壊滅を防ぐべく立ち上がったのが、訳あって雅楽をたしなむ主人公たちなの。元ネタは知る人ぞ知るということを、まったく知らずに読んでいました。鈴井貴之さんの「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」(幻冬舎)です。

実は、北海道テレビ放送_(HTB)制作のヒーローもの特撮テレビドラマ作品のスビンアウト小説なんですって!!

(浅草散歩)

【2007/12/15 14:21】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
ニュースのミューズたち
20071214125504お下劣なお宝でも、フェチ映像でもなく、朝日新聞社の品格どおりの美麗な本ですよ。小林麻央さん、皆藤愛子さんしかりで、登場する女子アナウンサーたちのお肌がすべて、まっ白くとんでいるのは、美白効果狙い? 『アエラ』発のビジュアルムックなわりに、局アナが登場していないなあと思ったら、ALL!! すべてセントフォース所属の皆さんばかりなり。「ニュースのミューズたち」(朝日新聞社)です。
朝のニュース番組”おはようクジラ”のキャスターで全国デビューした中井亜希さん(1967生まれ)や、エブナイの望月理恵さん(1972生まれ)が登場していて、古参アナファンにも満足度の高いものでしたよ。

(浅草散歩)


【2007/12/12 10:12】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(5) | page top↑
リボルテックダンボー(Amazone.co.jpバージョン)
20071208005613”アマゾン”バージョンのダンボくんが届きましたよ。なんとも、ベリ可愛ゆく、Amazone.co.jpのロゴが凛々しいわぁ♪ 昨日まで、NY出張していた同僚のM嬢のお土産『GODIVA』のスノウマンと並べて、パチッと記念写真なの。彼らの前にあるのは、表紙だけでなく誌面も再現されている豆本の「オリーブ」(1985年1/3・18合併号)他です。タイムスリップグリコ・シリーズの「思い出のマガジン」編ですね。ダンボくんが、届けてくれたイメージで撮影してみました。

(浅草散歩)
【2007/12/07 23:52】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
SWEET VACATION
20071207103003もしかして、魔法少女系の好事家が愛でそうな雰囲気。mf247のチャートにランクしていたのをチェキ!! Perfumeフォロワーとの評判もあったので買ってみましたよ。テクノ、ハウスというよりはキャンディ・ポップでして、Tommy february6さんに近い風合いなサウンドの仕上がりで、ボーカルのMAYさん(写真)の歌声が素敵でした。SWEET VACATIONさんの「Do the Vacation!!」です。マイスペースの”公式”で世界に向けて展開中の模様です♪

(浅草散歩)
【2007/12/05 10:28】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
近未来入門!
20071204233406何故、充実していて平易な未来本は、天文学者様の著作に多いのかしら…。洋の東西を問わないと思いません? 不思議。さてさて、凄く豪華な布陣で感動しちゃいました。天文学の福江純先生だけに、安心できるし! あさのあつこさん×福江純さんの「近未来入門!」(メディアファクトリー)です。第一章が地球の、人類の未来を憂う環境についての題材でヘビィなんですが、それ以降は軽妙!! あさの節が楽しいのΨ(・O・)Ψ

#同シリーズの”鉄子の旅”横見さんの本も、
#併せて買っちゃいました。
#レビューは後日で。

(浅草散歩)
【2007/12/04 23:32】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
椿三十郎
20071203230620脇を固める松山ケンイチくん、鈴木杏さん、中村玉緒さんの好演が光りました。三船敏郎さんの豪放磊落な主人公像は、織田裕二さんにはそもそも期待はしていなかったけど、いやはや、彼ならではの見せ場はなかったわぁ。映画「椿三十郎」です。「間宮兄弟」の延長線に位置するような、小市民っぽい世界感の描き方は嫌いではないんだけどぉ、それでいいのだろうか!?
こんなことなら、市川染五郎さん(松たか子の兄様)あたりで、様式美を追求して欲しかったです。オリジナル脚本を活かしたとのことですが、保守合同、冷戦、高度成長といった、黒澤明監督が1962年に作った頃の時代背景に対する意味で、リメークの社会的存在意義をどこに据えたのか判然としなかったの。

それはさておき、鈴木杏さんの姫様役、可愛いっすよ♪

(浅草散歩)
【2007/12/02 23:04】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(9) | page top↑
レコスケくん COMPLETE EDITION
20071203230413ジョージ・ハリソンさんへの愛に溢るるレコスケくん、彼と愉快な仲間のセコハン・レコ趣味を描いたコミックです。もしかして、「セコハン」も「レコ」も死語!? CDや電子配信では得られないビッグサイズのジャケットと、美麗なライナーが欲しくて、時々ヤフオクでレコードを競り落とすのですが、ゆとりが無くて”黒盤”はもう聴かないなぁ。それに、いまや我が家には、”プレーヤー”が無いし~ぃ(T-T)。レコスケくんたちが、マニアショップの格安盤を買ったあと、仲間同志で試聴する姿が羨ましいですよ。レコード盤をお店で選ぶときの、指先の感覚が懐かしい♪ 本秀康さんの「レコスケくん COMPLETE EDITION」(ミュージック・マガジン) です。ミュージック・マガジンやレコード・コレクターズで連載されていたものを、まとめたものでございます。

(浅草散歩)


【2007/12/01 23:02】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
ホルモー六景
20071130153506女子大生がバイト先で見つけた織田信長に由来のある長持(衣装箱)によって、過去と現代の京都が時空を越え、見知らぬ男女が恋をする『長持の恋』が、リリカルで素敵です。読後に机上に置いていたら、通りすがりの5人くらいが「おっ、出たんだ!?」と手に取ってましたよ。「鴨川ホルモー」の続編、万城目学さんの「ホルモー六景」(角川書店)です。
参加者にしか見えないオニ同士を闘わせて覇を競い合う、京都にいにしえより続く伝奇的バトルが”ホルモー”です。近代以降は、京都の4つの大学のサークルに受け継がれ、青春群像的に描いたのが前作でした。待ちに待った続編では、6編のオムニバスで”ホルモー”に関わる各大学メンバーの『恋』がテーマなの。面白かったぁ!!

(浅草散歩)
【2007/11/29 15:33】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
Chuo Line
2007112810280820071128102803『ねえ、ブロードウェイでデートしよう。精神世界の本屋に行きたい♪』って出だしの詞を抜き出しちゃうと、トンデモ系みたいですけど、さにあらず! 中央線ライフをモチーフにした、素敵なメロディラインのポップスですよ。桃井はるこさんのCD「ルミカ」のカップリング曲「Chuo Line」です。心地酔いリフレインをへて『オレンジ色が夕焼けみたいなChuo Line』と締め括るところ、ベタ泣けするの。中央線もステレス車輌代替が進む今や、”オレンジ色”というフレーズは郷愁を誘います♪ アコースティックバージョンが出たら、是非とも聴いてみたい!!

(浅草散歩)
【2007/11/28 10:27】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
みなさん、さようなら
20071127154104配役に柳楽優弥くんをイメージして、この小説でロケハン、画づくりしてみたくなりました。スティーブン・キング原作の映画っぽい味わい!! 白ブリーフじゃモテないわよと、友達以上恋人未満なままで別れた隣室の同級生女子に指摘されるエピソードとか、柳楽優弥くんなら細やかな演技をしてくれそう。久保寺健彦さんの「みなさん、さようなら」(幻冬舎)です。

小学校の卒業式、会場で起きた陰惨な事件をきっかけに、彼はママと住まう団地から一歩も出られなくなりました。男の子が、青年までにいたる17年の月日を、大規模団地で過ごすお話しです。恋を見つけるのも、仕事を始めるのも団地の中。彼の人間関係範囲は、いわばここから一緒に小学校へ通っていた同級生たちで、止まっています。そして多摩NTがそうであるように、昭和中後期に出来た団地からは、毎年住人が減少してゆきますよ。はたして主人公は団地自給自足ライフをいつまで続けられるのか!?

そういえば、建築、都市計画、文学などの分野で、団地をモチーフにした著作が多くなっている予感。

(浅草散歩)

【2007/11/27 15:40】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(3) | page top↑
ぎゃる侍 3巻
2007112715390420071127153903青春メッタ斬り! 痛快“武士道”コミックの続刊です。1・2巻に比べ、女子高生主人公がおとなしくなってました。活劇色が薄い? 末松正博さんの「ぎゃる侍 3巻」(角川春樹事務所)です。

黒色が凛々しいMacbookを導入!! WindowsVistaが実用速度で動いたので、素直に驚きでした。銀Macは、レパードを新規インスコして、家族のひとの手元へ。

(浅草散歩)
【2007/11/26 15:37】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
ミッドナイトイーグル
20071126103511さらに大沢たかおさんが渋味を増してて、いい感じじゃなぁ~い♪ が、意外なことに、”英霊”映画でございました。映画「ミッドナイトイーグル」です。某国テロリストの謀略により、核兵器を搭載した米軍のステレス爆撃機が、北アルプス山中に墜落します。大沢たかおさん演じる元戦場カメラマンは、穂高近郊で隠遁生活してたんだけど、後輩の新聞記者(玉木宏さん)と共に墜落現場に向かうべく、冬の北アルプスに踏み入りますよ。彼らは、日本に災厄をもたらす核兵器起爆を巡って、某国武装集団と自衛隊の山岳戦闘に巻き込まれるのです。
極寒の山中で、大沢さんと玉木さんの男二人きりがビバークするエピソードは、BL想像力が冴えわたるところですが、監督さんが邪魔するんです。必ずいいところで、竹内結子さんの東京側エピソードに転換してしまうの。サスペンスの盛り上げ不足と感じたのは、ここぞ極限状態!的な場面転換が少なかったのが原因かもしれません。役者の芝居に過不足はなかったと思います。劇伴と編集にもう一工夫あらばだったなぁ。

#相築あきこさんが、
#大沢たかおさんの妻役でご出演。
#ただし、遺影(T-T)

(浅草散歩)
【2007/11/25 10:34】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(3) | page top↑
渋谷に里帰り
20071125152510どちらかと云えば中2病かな? 主人公の男性(32歳)は、うだつが上がらない訳でも、異性との付き合いが苦手な訳でもないようです。食品会社の営業部で東京23区外を担当していた主人公は、先輩女性社員の寿退社に伴って、渋谷地区を引き継ぎすることになるの。彼のナイーブさは、設定が20代男子なら可愛いげがあるのになぁ、むしろラフ&ワイルドに見える女性社員側のほうにむしろ感情移入しましたよ。『営業引き継ぎ』がテーマのサラリーマン小説です。担当地区変更は、営業系の仕事をしたことのある人なら、誰しも経験したことあるでしょう。前任もしくは後任と、取引先への同行したの記憶がある方にとっては、ほろ苦い感情と懐かしさが蘇ってくるかも♪ 山本幸久さんの「渋谷に里帰り」(NHK出版)です。
小学校まで渋谷に住んでいた主人公は、あることをきっかけに、この街が鬼門になっています。20年近くも足を運んでいなかった渋谷は、様変わり。自分は渋谷の記憶といえば、谷状の地形を足のほうがむしろ覚えているのかもしれません。何も考えず、”足の記憶”を頼りに、とことこ歩いていって、目前のあまりの風景の激変にたじろいじゃうことあるもの。主人公が恋する”マドンナ”と足を運んだ映画館、ユーロスペースが円山町に移転していて気まずい雰囲気になっちやうとこ、さもありなんだわ。

(浅草散歩)
【2007/11/23 15:23】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
近代映画 80's アイドルデビュー伝説 Vol.1~3
2007112223590520071122235906流星のように一瞬で消えてしまった女性アイドルの姿を誌面に見つけ、驚愕と……動揺! 歴史背景は察していましたが「平凡」「明星」に比べて、当時にしてもむしろ前衛的な雑誌名だなぁと思っていたアイドル情報誌「近代映画」のクロニクル本を手に入れました。底の小口に『B』の押印がある、バーゲンブックですよ。3巻構成なのに、なぜか1巻と2・3巻の判型が違うのは、出版時の大人の事情なの!? それぞれは、1980~1982年、1983~1986年、1987~1989年で区分されています。「近代映画 80's アイドルデビュー伝説 Vol.1~3」(近代映画社)です。

#月刊「近代映画」は現在は「Kindai」。

そうそう、AQUOSケータイを4代目に買い替えてみました。ピンクの920SH♪ 薄く、画面がさらに大きく、操作のサクサク感が向上してて素敵。

(浅草散歩)
【2007/11/22 23:57】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
夢をかなえるゾウ
20071120095004松本人志さんの”ゴッツ”芝居みたいに、受け手の心をざわざわさせてくれる笑いです。自分を変えたい、夢に届きたいと望むわりには何にも踏み出さない、平成”のび太”チックな独身サラリーマン男性のもとに、ある日、突然、ゾウのかたちをしたインドの神様が現れます。彼の名はガネーシャ! しかもその神様は関西弁で、慇懃無礼で、”あんみつ”が大好物!? 主人公の部屋に住み着いたガネーシャは、彼の自己改革の為に”課題”を繰り出します。まずは「靴を磨け」。藤子先生のコミックの、お茶の間SF系に通じる味わいがあります。水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」(飛鳥新社)です。

実はメンヘル本。そうね、成功法則系の指南書なんですけど、軽演劇の台本にしたいほどガネーシャの台詞が笑えます。巷に溢れるメンヘル本は、高めの視点から著者が成功事例の蘊蓄を披露したり、”引き寄せ”系みたいにスピリチュアルばかりでしょ。これはずいぶんと味付けが変わってて、ツボにはまりました。

(浅草散歩)

【2007/11/20 09:48】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
そして世界に不確定性がもたらされた ハイゼンベルクの物理学革命
20071119144804ハイゼンベルク、ボーアたちによって、古典派の権威たるアインシュタインが防衛戦を挑まれる「攻め/受け」構造なの。20世紀初頭、量子力学と不確定性原理の発見がもたらした大論争を描いた、とっても重厚なノンフィクションです。科学史的には適切な表現ではないかもしれませんが、脇を固める配役たち、ゾンマーフェルト、シュレディンガー、ディラックら(他にも沢山の方たち!)と織り成す、集団抗争劇が盛り上がります! 発見からの論争の時系列は、ドイツのもたらした度重なる戦火の悲劇と被さり、重奏的なドラマが展開するのです。ドイツ・ロマン派の土壌が、量子力学の哲学的アプローチに少なからず影響があるのではないかという提示が、さらに興味をそそりましたよ。ディヴィッド・リンドリーさん著、阪本芳久さん翻訳の「そして世界に不確定性がもたらされた ハイゼンベルクの物理学革命」(早川書房)です。
軽快な序盤とはうらはらに、中盤がとにかくひたすら難しい♪ 東西イデオロギー対立が薄れた今、近現代史はイデオロギーっていう万能フィルターで史実をごまかせなくなっているでしょ。そんな執筆側/読者側の視点変化も、難しさの理由なのかなぁ。ウィキを使いこなしつつの、読破です。

(浅草散歩)
【2007/11/19 14:47】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(0) | page top↑
乙女部部長
20071118190905これまで合コンしたことないって設定が言い訳がましくて、どちらかといえば痛い系(>_<) 百貨店勤務の32歳独身女性が主人公です。同期入社の友人は数年前に結婚してて、寿退社した今も、良き友達ですよ。職場での”女の子”ポジションもそろそろ微妙だし、バレンタインの夜を一緒に迎える男性がいない主人公を、手料理で迎えてくれるんですもの。そんな内気で、出会いの薄くなってきた主人公が、20代後半の後輩を巻き込んで職場内サークル『乙女部』を始めます。運命の人に恋焦がれる独身が、参加条件なの(>_<) 呆れた友人は、極秘にセレブ合コンを画策♪ はたして負け犬な主人公に、運命の彼は現れるのか? 吉野万理子さんの「乙女部部長」(メディアファクトリー)です。
高校OB会が斡旋するお見合いのエピソードは、共学高校経験者にとっては、とてもロマンチックで感傷に浸れて素敵。あっ、この小説って30代のための乙女チックロマコメだったのかぁ、と読後に気付きました。

(浅草散歩)

【2007/11/18 19:08】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
水谷麻里
20071118180807せんだっては、鈴木あみ&ハロプロに造詣の深い知人と、アイドル談議が居酒屋でヒートアップ! 途中からギャルゲー業界に詳しい知人が参戦して、もう無茶苦茶。当方、80年代なら負けませんわよっと、サブカルのカオスさながらの状態でした♪
さて、今や江口寿史さんの奥様こと水谷麻里さんの各CDが、ブックオフ250円コーナーの棚を占拠してるじゃありませんかぁ。あわててまとめ買いでした。「なかよし」「ほがらか」「あしたの黄色をつかみたい」「PICNIC」ですよ。初期作品の松本隆さんの作詞世界に、ひたひた浸り、ラストシングル「春休み」にしんみり。「春休み」の作曲は平井夏美さんです(音楽プロデューサー川原伸司さんの作曲家としてのペンネーム)。

本日は高橋リナさんのCDを発見したりと、大収穫でした。

(浅草散歩)
【2007/11/17 18:06】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Mauve~color of love
20071116102803『JJ専属モデル』がついにシンガーデビュー♪ とのことで、のちのち手に入れるのも難しいでしょうし、興味本位で入手。あー、歌唱力の評価はパスしときます。有村実樹さんのCD「Mauve~color of love」です。企画盤らしいエグ味を期待しておりましたが、いたってあっさりした味付けでしたよ。

(浅草散歩)
【2007/11/16 10:27】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ヒツジの鍵
20071115233908青年が主人公ですが、リリカル風味あふるる泣けるサイエンスフィクションです。題名は英国のクローン羊、ドリーから得ているのかな。子供や愛するパートナーを亡くした人達が、遺伝子技術や代理母ビジネスによって、故人をクローン出来るようになった近未来の日本が舞台です。クローン技術第一世代として世に生まれた男女4人が19歳となり、大学のキャンバスで互いの匂いを嗅ぎとるかのようにして出会います。そして、男2×女2の同居生活がスタートしますよ。若月かおりさんの「ヒツジの鍵」(幻冬舎)です。

クローンは人の”魂”までは複製できません。故人の復活を望んだ親権者たちと、クローンとの微妙な関係を、哀しく描いてゆきます。クローンの死亡率は高いのですが、不完全な技術による早期老化現象が第一理由かというとそうでもなく、児童虐待と自殺が理由なの。技術と倫理を題材に、巧みにまとめてるなぁと思ったら、映画『いま、会いにゆきます』のサイドストーリー小説を書かれたかたでした。

#ブックデザインは、米谷テツヤさん
#カバーイラストは、秋吉風鈴さん

(浅草散歩)
【2007/11/15 23:38】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
私の男
20071114225516震災孤児の9歳の少女と、彼女の養父となった若い男がおりまして、二人の”禁断の日々”を綴る作品です。日活ロマンポルノのエース監督だった神代辰巳さん(故人)に、ぜひ映画化していただきたいくらい、濃密な男女関係を描いた作品だったの。近親相姦×ペドフェリアは、生理的に嫌悪感を催してしまうやもしれぬ題材です。が、出会いからではなく、養父が中年を迎え、少女が成人となって結婚式を向かえる現在から、過去に遡る形式が斬新だわっ! 桜庭一樹さんの「私の男」(文藝春秋)です。こりゃあ、某文学賞を取ってしまうんじゃあなかろうか……。

(浅草散歩)
【2007/11/14 22:54】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
| ホーム | 次ページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。